八幡でイベント上映される映画を観に行こうと決めて、あまり足を運ぶ機会のない土地にせっかく訪れるんだから素敵な飲み屋がないか調べた。
いつものようにGoogleMapsで“大衆酒場”や“大衆食堂”とかのキーワードで検索したら、あまりに素晴らしい外観の店があって、思わず“うわっ”って声がでた。
それが「仙」という居酒屋だ。
これ。
もう絶句するほどの素敵さ。
掘ったて小屋、バラック、廃屋といった美辞麗句(違う)を並べ立てたいほどの、その姿。
ゲゲゲの鬼太郎おばけハウスといった風情もある。
俺は、こういう店が、非常にワクワクして大好きだ。
写真がボケてて恐縮だが、店内も田舎のじいさんばあさんの家みたいで趣がある。
外観だけで感無量、来て良かったという悦びを得たが、中もなかなかだ。
しかも、店主は白くなった髪と髭を長く伸ばした、いかにも仙人といった人物だったので嬉しくなった。
ここまでで、既に満足し尽くした。
あとは、普通に飲み食いした。
キリンラガー瓶があって嬉しかった。
このときは10名ほどでの酒宴で、前もって料理がセッティングされていたのだが、ほぼ肉だった。
馬刺しを、すごく久しぶりに食った。
網で焼肉。
煙がこもるのが良い。
メニューを見ると普通に居酒屋っぽくドリンクもフードもラインナップされていて、ハイボールとかコークハイを何杯も飲んだ。
そう、意外と普通に居酒屋なのよね。
あ、カレー麻婆餃子だったかな、これ美味しかった。
店に辿り着き、感嘆しながら店を眺めまわし、店内の造作を味わって、席に着く。
そこまでがクライマックスだな、といったら失礼だろうか。
あとは、普通に居酒屋だよね、普通に居酒屋なのが悪いわけでは勿論ないけれど。
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