関西圏でのガラが悪い土地といえば尼崎、というネタ的な扱いをされるが、そういう場所には良い飲み屋があるに違いないと期待をして訪ねてみた。
尼崎でも、JR尼崎じゃなくて阪神尼崎こそが“アマ”という呼称で親しまれているエリアだろう。
事前にネットで情報を収集し、阪神尼崎駅から遠くない「下山酒店」を目指した。
事前情報では角打ちができる酒屋とのこと。
うん、なるほど酒屋だね、「下山酒店」だな。
そんで「立呑処しもやま」が併設されてるわけだね。
酒屋の隣に酒屋がやってる立ち飲み屋があって、入り口は別々のパターン、そこそこよくあるね。
立ち飲みスペースは、なかなか本格的に立ち飲み屋だ。
コンクリートの土間って空間に立派なカウンターが誂えてあって、ネタケースには調理されたアテが揃う。
酒も料理もラインナップ豊富で、品書き短冊がガチャガチャとした情報量で、楽しい。
けっこうな客入りで賑わっていて、地元の人が集う庶民の酒場という風情。
酒屋の小売りスペースとは内部で繋がっているから、まぁ構造的には酒屋の角打ちの範疇ではあるな。
ただ空間が分けてあるから、喫煙できるのが嬉しい。
小売りスペースの一角で、という正統角打ちだと、禁煙であるのが珍しくない。
撮るのを忘れてるから、なにを飲んだかはっきりしない……たぶん瓶ビールからの日本酒。
この店が俺の尼崎ファーストインプレッションとなったわけだが、尼崎、いいね。
↓「食べログ」での店舗情報
下山酒店 (立ち飲み居酒屋・バー / 尼崎駅(阪神)、出屋敷駅)