九州から大阪を目指して電車移動をしていて、なんとなく海でも眺めようかなと尾道で途中下車した。
せっかくだから尾道ラーメンでも食ってみるか、と思った。
尾道ラーメンを出す店は何軒も営業していたが、いかにも観光客相手みたいな店は避けたかった。
行列ができているような店も避けた。
駅のすぐ近くに、まったく行列はないし地味な存在感の店があって、惹かれた。
本当に駅の目の前みたいな立地、「尾道ラーメン 味麺」。
店先にメニューが掲示されていたので、まず見た。
ラーメンは850円、1,000円超えも珍しくない昨今では、そんなに高くない価格設定だねと感じた。
行列ができているような店はどうか知らないが、この店は観光地価格ではないようだ。
俺は独りだからカウンター席に座ったけど、テーブル席のスペースがそこそこ広め。
壁にはビールとかのポスターが目立つし、地元の人が飲み会利用とかするのかな。
ギョーザ以外に鶏の唐揚げ、焼き豚なんかの一品があるから酒のアテには困らないのかも。
初めての尾道ラーメン、注文したのはデフォルトのラーメン850円也。
スープ表面に浮いた背脂が視覚的な特徴か。
麺は細目で、やや平たく感じるもので、ツルツルして舌触りが良かった。
スープは、濃い味なのかと思ったが、そうでもなかった。
割とダシの滋味を感じて、そんなに塩味は強くなく、けっこう素朴な味かなぁという感想をもった。
背脂がなかったら、シンプルな薄味のラーメンって印象になったかな。
尾道ラーメンという呼称される以前から、地元の人たちが日常的に食ってたラーメン。
そんな風に思えて、そういう当たり前のラーメンを食ったなという、ほっこりした気分になった。





