思いがけない店だった「ぼっち」大阪市中央区千日前

道頓堀とか法善寺横丁あたりで酒を飲もうと出かけてみたが、賑やか過ぎる雰囲気に馴染めないなと人がいないほうへと逃れていたら、ちょっと好きな感じの飲み屋が目に止まった。

ぼっちぼっち

こういう感じで路地に佇んでるって風情が好み、しかも屋号が「ぼっち」ときた。
そういう意味合いのネーミングじゃないかもだが、いつも独り“ぼっち”で酒を飲んでる俺には似合いだ。

ぼっち

この店には「ハッピーセット!!」というものがあって、えらく得だなぁと思った。
ドリンク2杯と三品盛り1,000円、これをお願いしよう。

ぼっち

まず生ビール、一番搾り。
三品はホワイトボードメニューから出るとの案内があったが、角度的にボードが見えない席だったので任せることに。
その際、苦手なもの嫌いなものを訊いてくれて、そういう配慮は嬉しい。

ぼっち

ヘルシーな三品盛りが出てきて、わぁ……と思った。
いい歳こいてるのに子供じみた味覚しか持ち合わせないオッサンである俺には、わぁ……地味なもんばっかり。
しかしまぁ、だからこそ自分からは口にしないようなものを食うのも良いものだよね栄養バランス的にも、なんて前向きにとらえて食ってみた。
すると、これが美味しい。
控えめで、薄味で、地味だけど丁寧に料理してあるなぁと感じた。
店を一人で切り盛りしている大将は、あんまり料理人って感じではなくて気楽に飲み屋やってるオッチャンって印象の人なんだが、意外と言っては失礼だろうがキチンと仕込みとか真摯に調理をする人なんだなぁと感銘を受けた。

ぼっち

この店は料理が良いんだな、と何か他にも食ってみたくなった。
おでん、玉子と厚揚げ。
これがまた、澄んだスープにひとひら浮かんだ柑橘の皮が良いアクセントで、出汁の匂いと爽やかな香りのコントラストが云々と独りごちてしまいたくなるものだった。

ぼっち

おでんには日本酒、剣菱を常温で。
酒器が、ちょっと洒落てる。

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先客が退けちゃって俺ひとりになっちゃったんで、酒をおかわりしつつ大将と世間話しなど。
話すとやっぱり、料理人ってより飲み屋のオッチャンって感じ。
それが気楽で、タバコも喫える店だし、だいぶ寛いだ。

また寄るかもしれないなぁ、この店。

この店に行ったのは2019年11月14日
↓「食べログ」での店舗情報

いざかや ぼっち居酒屋 / 日本橋駅近鉄日本橋駅大阪難波駅