京成船橋駅の近くに、飲み屋や性風俗店やラブホがありつつ神社もあって小学生も行き来する細い通りがあって。
なんだか混沌としてるなぁと感じるその辺りの小さい角に風除けビニールに覆われた小さな店があった。
「あさひ」という店。
看板に記載された文句をすべて並べると「九十九里の地酒 梅一輪 大衆あさひ 船橋店」となる。長いな。
何坪だかわかんないが、とにかく狭くて店内は5人も入れば狭くてかなわんという敷地面積。
立ち飲みではなく椅子っぽいものが用意されてるが、いっそ椅子はないほうが快適では。
ビールはキリン一番搾りで、キリンラガーがなくて残念。
アテはおしなべて安い。
ギョニソ90円というのが目にとまり、それは焼くのか炒めるのか訊くと、そのままだと。
いいね、こういうの良い。
ちなみに最近のギョニソってビニール皮膜が剥きやすく工夫されてるんだなぁと感心。
平日の14時ちょい前、常連であろう若者が店先まで溢れ。
なんだか夜の商売の若者っぽく、狭さゆえ聞く気もないが聞こえてくる会話内容にアウェイ感。
店先を乳母車を押した若い女性が通りがかり、やはり常連らしく一杯飲んでいけと誘われていたが子供が一緒だからと断っていた様子がなんだか生活密着な感じ。
この界隈の人に日常使いされてる気のおけない飲み屋なんだな。
地元の常連であれば語らって過ごすのだろうが、ここでは俺は異邦人だなとビールを飲み干して撤収。
ま、立ち飲み屋のようにサクっと飲んでサクっと帰るって使い方で、良しとする。
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