ようやく、ようやく酒場で飲めるようになって、仕事帰りに上本町のハイハイタウン。
ハイハイには飲食店がいくつもあって、俺のお気に入りは「お食事 酒処 蘭」。
昼から飲める、混み過ぎてない、ネオじゃない、若者向けじゃない、価格帯は低め、タバコが喫える、といった俺にとって快適である条件をいろいろ満たしているのよ。
時系列を遡って2021年03月18日に、初めて立ち寄ってみた。
でも“瓶ビール、キリンください”って注文したら一番搾りだったのはションボリなんだけどね。
まぁアサヒしかない店よりかは救われるんだが。
ビール大瓶430円、そこそこ安いよねって感じ。
まぐろ造り380円、これは安いねって感じる。
アテは魚系が多いかなって印象。
とん平焼き480円、これはちょっと高くないかって思ったんだ。
まぐろのお造り380円に対して、なんかアンバランスな気がしたのよ。
他にも肉じゃが480円もするんだ、とかアンバランスに感じる価格設定のものが、ちらほらあったりする。
でもねぇ、豚肉が豊富に投入されていて満足度が高かったよ、とん平焼き。
ちなみに品書き短冊には“とん平”って書いてあるから“とん平ください”って頼んだんだけど“とん平焼きいっちょー”ってオーダー通されたんで。なんだか少し恥ずかしい気持ちになったよ。
日本酒はホワイトボードに“カモツル”ってカタカナ表記で、賀茂鶴ね。
安いと感じる350円。
ちょっとションボリはあったけど、おしなべて及第、と。
そう感じたからリピートしたね。
うざく、好きです。
これはレギュラーメニューじゃなくて“本日のオススメ”的なものだったかもしれない。
俺は独りだからカウンター席なんだけど、奥にもけっこうテーブル席があると気づいた。
手前のテーブル席はサラリーマンおじさんグループが多く、ガハハと賑やかな酒宴なんだが背中越しに聞く分には深いじゃないってかBGMみたいなもん。
カウンター上にキープボトルがいっぱい並んでるんで、サラリーマンおじさんグループに愛されてる店なんだなぁと。
また頼んでしまったよ、とん平焼き。
とにかく俺は、とん平焼きという食いものが好きなんだなぁ。
このときは2021年04月21日で、それからけっこう長いこと再訪できなかった。
そう、緊急事態宣言でね。
そして冒頭に戻るわけですよ、“ようやく、ようやく酒場で飲めるようになって”ってね。
延長に延長を重ねた末に緊急事態宣言が解除された日は上本町の現場だったから、じゃあ「蘭」だなと。
久しぶりの酒場だぁという嬉しさに包まれながら“瓶ビール、キリンください”って注文したら一番搾りが出てきたんで“あっ。”ってなったね。
久しぶりだから忘れてた、ここラガーじゃないんだってことを。
まぁ気を取り直して、まぐろ造り。
ねっとり、うまい。
そしてやっぱり、とん平焼き、カモツル。
ああ、変わってないなぁって喜び。
それは日常が戻ってきたんだ、という喜びでもあるわけだよね。
この店に久しぶりに行けたのは2021年10月01日
↓「食べログ」での店舗情報
蘭 （居酒屋 / 大阪上本町駅、谷町九丁目駅、四天王寺前夕陽ケ丘駅）