全国各地名物短冊パレード「種よし」大阪市天王寺区堀越町


<追記:2023年08月22日>
すごく久しぶりに「種よし」、何年ぶりか。









相変わらずだった、品書き短冊もやっぱりケイオスだった。
この日は、独り飲みが基本である俺には珍しく同行者があって、その人たちにケイオスを見せたくてアテンドした。
こういう店って初めて、という期待通りの反応をしてくれたが、すぐに適応してくれていた。









同行者2名は、物怖じせず珍しそうな品について店の人に質問したり、おすすめを訊いたり。
そして、いろいろ注文するので何を注文したんだかもうわからない。
自分で注文したんじゃないと、あとで写真を見てもそれが何だかよくわからないもんだね。
へしこ、みたいなものと、しんこ、だったのかなぁ。









この黄色い飲みものとオレンジの飲みものは何だったかなぁ。
これらは自分で注文したはずだが。
たぶんシークヮーサーのサワーと、色が薄いがトマトのサワーだったのかなぁ。
まぁいいか、ちゃんと覚えてなくても。
この店は、よくわからない混沌っぷりが良いのだから。




<初回投稿:2021年10月28日>
天王寺っつったら、この通りだよね。

種よし

ナントカ通り、とかって名前があるのか知らんけど。
ここ、ぜひとも再開発なんかせずこのままであって欲しいと思っている。
ともあれ、この通りにあって以前から行きたいと思ってたが機会を得られずにいた店に、ようやく行けた。

種よし種よし

「種よし」。
看板に“立ち呑み”の文言が残っているが、立ち飲みではない。

種よし種よし

なにしろ品書きの短冊がすごい。
その量、色とりどりなところ、七夕か。
あまりに品数が多すぎてクラクラするほどで、じっくり目を通して何を注文するか吟味したいと思うんだけども情報量のあまりもの多さで脳が情報の収集と判別を拒否してしまう感じ……まぁ俺の脳が長年の継続的な飲酒などにより萎縮しているだけかもしれんが。

それでもよくよく見ると、ただただ品数が多いだけでなく、日本各地のご当地メニュー・食材があまねく揃っているようだと気づいて驚愕する。
北海道ジンギスカン、気仙沼サメ唐揚げ、福井へしこ、浜名湖うなぎ刺身、広島牡蠣、高知かつお腹皮、佐賀むつごろう、鹿児島地鶏、沖縄ゴーヤチャンプル…etc.ポピュラーなご当地グルメから現地の人しか食わないだろうってレアなものまで来たから南まで鬼気迫るほどに網羅されていて、やっぱりクラクラしてくるねぇ(そういえば外国のやつもあったな)。

種よし

とか言いつつ、俺って珍味とか苦手なのでフツーにビールと鯛の刺身。
刺身、280円だったのよ安いよね。
品数がやたら多いだけでなく、どれもかなり安いんだわ。

種よし種よし

熊本名物のポテトサラダが詰まってる竹輪を揚げたのもあったし、普通にまぐろ納豆なんかも。
なんだよ冒険してねぇオーダーだなって、読者諸氏には感じられるであろう(異論はない)。

種よし種よし

日本酒と、チーズわさび漬和え。
すごく酒がすすむやつで、日本酒おかわり。

常連諸氏は短冊を見ずに注文をしていて、いくつかは“廃盤になった”とのことでゴメンナサイされていた。
膨大な品書きは、入れ替わっているんだなぁ。
食材によって入手困難になった、価格が高騰して、とかあるんだろうね。

しかしまぁ、奥深い。
掘っても掘っても、という混沌さえ感じる。
まぁそれは別としても単に、安く飲めるしタバコも喫える、という酒場でもある。
また行きたいという誘惑に駆られる。

この店に行ったのは2020年10月27日
↓「食べログ」での店舗情報

種よし立ち飲み居酒屋・バー / 天王寺駅天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅