良い店があったんだよと、友人に案内してもらい博多区祇園の「ひだまり」へ。
ああ、祇園駅から近いが住所的には冷泉町なんだな。
小料理屋という外観で、料理への期待が高まるね。
内装も趣がある。
なかなかのポン酒の品揃え、久保田が百寿から萬寿まで揃ってる。
久保田もいいけど、まずは東一を。
お通し。
素朴な……というか野菜そのものが味が尊重されていて、かつ酒に合う小鉢。
この小鉢は、さっさと片付けてしまおうと思わせず、この後に頼んだ料理をいただく合間にも、箸休めとして少しずつ楽しめた。
なにを食べても、繊細な美味しさを楽しめるという印象だったよ。
なんとういうか間接照明みたいに、直接ではなくてやんわりと調理という灯りが素材を照らすような。
カウンターの向こうで大将が忙しく働いており、どんな小さな仕事も自分でこだわってやらなければ納得できないといった妥協の無さが伝わってくるようだった。
いや、客に緊張感を強いるような空気ではないんだけどね。
厨房は整然と、鍋や調理器具が沢山で、“ちろり”もいくつかぶら下がっていて。
せっかくだから燗つけてもらう。
ちろりで出てくるポン酒、いいよね。
良い雰囲気のなか、美味しい料理と酒を楽しんだ。
食べたり飲んだりって嬉しいことだね、と思わせてくれる店だね。
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