東京で何軒かの立ち食い寿司屋に行ったわけだが、ここが一番ロケーションが好き。
ビルや商業施設の中でなく独立した店舗で、それが陸橋の根元辺りにあるという面白さ。
五反田「都々井」。
店の目の前に、陸橋の柱がズドンと。
これは邪魔だろう、すっごく不遇な立地にあるなぁって感じが、逆に面白い。
店先にオススメが掲示してあり、単価も記載してあるから入り易いよね。
俺が立ち寄ったのは平日の15時台で、店内はユルユルに空いていてカウンターの隅にゆったりと陣取った。
まずはビールだな。
あら残念、俺が好きじゃない銘柄だ。
味が薄っぺらく苦みも旨味もコクもなくて嫌いなビールだが、まぁ寿司の邪魔にはならないだろうってことで。
真あじ、真いわし、それから玉。
一応は店先のオススメを参考にしつつ、それでもいつも俺が食ってるようなネタばっかだな。
飽きもせず同じようなネタばっかり食うなぁ俺って。
先客は大将の友人だか幼なじみだかと思われ、なかなか内輪な事情を話しているのが小耳にはさまる。
店の成り立ちとかねぇ、変遷とか。
俺が直接訊いたわけでもないインサイダーな情報なのでブログには書かない。
いやそんな重大な秘密とかじゃないんだが。
ここは立ち食い、かつ手づかみで寿司を食うのを推奨なんだな。
カウンターに、手を洗うための蛇口が用意してある。
こういうの良いね、おしぼり汚しちゃって悪いな、なんて気にせずに済むから。
ただし捻るタイプの蛇口で、船橋の「吉光」はプッシュしたら水が出るタイプだったから、あっちが便利だな。
いやでも水道があるだけでも良いんだけどね。
安い、うまい、で満足度が高い。
それに加えて、個人店で、昼下がりにフラっと立ち寄って、ちょっと寿司つまんだっていう。
ああ東京で立ち食い寿司を経験したわっていう、そういう満足感が得られた。
トータルでかなり気に入ったな。
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