シアターセブンに映画を観に行くにあたり、直に阪急十三駅を目指さずにJR塚本駅を経由してみた。
十三へ行くには俺の場合、JR大阪から阪急への乗り換えが発生するのだが、それがストレスでね。
じゃあ大阪駅から塚本駅まで行って、そこから十三まで歩いてみようか、って思ったわけよ。
そんなわけで淀川通を歩いていたら、バチバチに目立つ中華料理店「龍江菜館」が目に飛び込む。
だいぶインパクトがあるが、ギリギリで下品にはなっていないというラインかな。
いや、まぁそれはどうでもいいのよ、その安さの前には外観の派手さも霞む。
入り口脇に掲示されている品書きに目を見張る。
昼麺類各530円、昼飯類各530円。
刀削麺(各種)もラーメン(各種)も台湾ラーメンも焼きそばも、どれも530円。
炒飯(各種)も中華飯も天津飯も麻婆飯も回鍋飯も、どれも530円。
なんて安いんだ、そして選ぶ楽しさに溢れているじゃないか。
店内は広くて、12時台という昼メシどきなのに空いていた(日曜だったからかも)。
各テーブルに、あの中華料理のグルグル回るアレがあって、複数人での利用こそ想定されてる印象。
たぶん夜は、仲間や家族との酒宴が繰り広げられるのかなぁと想像させる。
だけど何故かランチタイムは暇で、だから格安の値段設定にしてるのかなぁ。
そんなことを思いつつ、同時に、何を食おうか思案していた。
選択肢が多くってさぁ、迷ったよね、楽しい迷いだが。
熟考のすえ、炒飯にした。
まずは麺類か飯類かの選択だが、これは映画鑑賞前であるので飯類とした。
米で腹を満たしておくと鑑賞中に尿意を感じなくて済むであろうと期待して。
飯類のなかでもオーソドックスな炒飯にしたのは、食う前から既に再訪したいと感じていたから。
あれもこれも食いたい、それで何度か訪れるとして、最初の一歩はオーソダックスな選択にしておこう、と。
炒飯は、とても満足度の高いものだった。
ひと口目、ちょっと味が薄めかしらんと感じたが、食べ進めるにつれ丁度いい按配に。
けっこうボリュームがあり、ひと口目から“うまい”と感じる味付けだったら、この量を食べきれないだろう。
そういう味付けの計算も感じ、530円でスープが付くのも嬉しく、費用対効果的に大いに満足。
これはもう、他の炒飯バリエーション、天津飯や麻婆飯なんかも、さらには麺類も期待大だ。
きっと再訪したい。