近鉄電車で大阪から奈良を経て、初めての三重県。
朝は降ってなかったのに、名張駅に着いたら激しく土砂降り。
傘は持ってなくて参ったな、しかしこの駅で途中下車して寄りたい店がある。
目当ての「賛急屋」は、幸いなことに駅の目と鼻の先だから、ダッシュした(そこそこ濡れた)。
ここは老舗であるらしい和菓子店で、でも建て替えたのかな新しくキレイな感じ。
なばり饅頭というのが名物らしく、他にもいろいろ売ってるが、店の奥には飲食スペースがある。
なんか小洒落た空間で、カフェとかカジュアルバーみたい。
この店に寄った目的は、この飲食スペースで提供される“牛汁”だった。
名張市ローカルグルメだそうで、伊賀牛を使った汁に、おにぎりがブチ込んであるというもの。
なんだそりゃ、そんなのあるんですか知らんかった、ぜひ食ってみたいなぁ、と。
しかし生憎、もう牛汁は売り切れました、と。
ぎゃふん。
牛汁がないなら撤収しようかとも思ったが、わざわざ土砂降りダッシュしてきたし、外はまだ土砂降りだ。
メニューを見ると地酒の飲み比べセットがあるので、それを試すことにした。
伊賀、名張の酒が3種、800円。
まず先に酒が配膳された。
アテは、飲食スペース入り口傍に設置された冷蔵ケースに用意された小鉢から、かずのこわさび350円也を選んだ。
選んで席に戻ると、なんかアテが出されていた。
ああ……アテもセットなのかよ、じゃあ先にそう言ってくれよ、かずのこわさび要らなかったじゃん……。
頑張ってアテをたいらげて、土砂降りダッシュで駅に戻りました。
さぁ旅を続けよう。