場所的には東京メトロ新宿三丁目駅の近く、住所的には二丁目にある「吉野」という店に行った。
こういう外観の店である。
大都会・新宿の片隅に…いや片隅でもないよ靖国通りに近いし新宿駅東口からも徒歩10分もないし1キロも離れてないしで大都会なんよ。
だが、この外観。それが素敵。
店先はこんな感じ。
ちょっと入るの躊躇する系?
でも俺こういうの大好き。
さっそく入ってみると、すぐカウンターで、っていうか店内がまたこの。
すっごいごちゃごちゃ……なんかもうガチャガチャしてる。
上の画像が、カウンターに座って何気なく右手を見た視界になります。
とにかく注文をと思うが、やたらと品書きの短冊がぶら下がってたり貼付けられていて、くわしく目を通していけば何時になっても注文を決められないという様相だ。
なので、店先のメニューに“サワー”と書いてあったのだが印象的だったからサワーを注文した。
レモンサワーとかなんとかじゃなく、単にサワーと書いてあったのが印象に残ったのよ。
ちょっとビール飲みたい気分もあったが、外には俺の好きじゃない銘柄のノボリが沢山あったから止めといて。
こちらがサワーになります。
飲んでみても、どういうサワーだったかよくワカンナイんだけど、もともとチューハイとか飲まないんでだいたい味がよくワカンナイだよね俺。
いやフツーに美味しいっちゃ美味しかったよ270円也。
座ってる目の前の視界も雑然としていて。
あ、菅野美穂のヌード写真集じゃん懐かしいなと手に取って眺めました。
画像では雑に本が積み重なってるように見えると思うけど、これがスルリと取り出せるんだよ。
なんか書類ファイルっぽいスリーブに収まってるんだよね、一冊ごとに。
雑然としてるようで、意外と几帳面なのか。
上に目線を向けると、そこにも品書きの短冊が。
チーズトースト290円也が、なぜか至近距離に2枚貼ってあり、とても気になる。
店の人にオススメなのか訊くとオススメとのことで注文してみた。
ちなみに店の人は無愛想なようだが悪い人ではない気がする。
想像と違うものが出てきた。
いやしかし、これはカナッペ的なものとして酒のアテになるなと思った。
ウイスキーハイボールとともに美味しくいただきました。
奥にはテーブル席がいくつかあって、そこそこ埋まっていた。
いろいろ注文が飛び交っていて店の人は忙しく働いていて、さっきのチーズトーストも提供は遅かった。
が、そんなの全然いいね、このガチャガチャとした店の中を眺めているだけで少しも退屈しないもん。
もつ焼きとか、そういうのが名物の店のようだったが、俺は内臓苦手だし注文せず。
でもきっと、美味しいんだろうと思うよ、内臓が好きな人には。
大都会には不似合いなようにも思えるが、こういう店が存在しているからこそ大都会だとも思う。
だって地方都市って、画一的な店ばかりって感じじゃない?
これから俺は、新宿に行ったら「吉野」に立ち寄るようになると思うよ。
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