晴れた朝でもディープアンダーグラウンドな歌舞伎町「竹千代」で朝ウイスキー

それにしても歌舞伎町はキャッチくんキャッチちゃんがウザいなぁw、と。
それは朝でも変わりません。
いや、朝はキャッチちゃんは見なかったな。

ネットカフェで4時間ほど寝て起きての6時台、朝キャバいかがですかというキャッチが跋扈する歌舞伎町。
区役所通りの風林会館辺りは朝6時っていうより深夜30時っていう様相ですよ、すっごく明るく快晴なのに。
そしてまた、そんな時間帯に飲み屋を目指す俺も如何なものかっていう有様。

風林会館の、区役所通りを挟んで向かいに“プレハブ通り”なんて呼ばれてるらしい狭い路地がある。
そこに目当ての飲み屋があって、朝方までやってる店なので行ってみたのだが残念ながらもう閉まってた。
あらら、と思ってたら怪しい人物に話しかけられた。
けっこう歳のいったスナックのママ然とした人物は、すぐ近くが店だから寄るようにとすすめてきたわけで。
それが「竹千代」という店だ。

竹千代:外観

なんかもうボロっぼろの外観で、中はものすごく狭い。
店の人について入ると、店の人はかがんでカウンターの下をくぐってカウンターの中へ。
客席は3つだか4つだったか、ここって何平方メートルあるのかしらんっていう狭さ。

何を飲むか訊かれハイボールと答えたら炭酸がないジンジャーエールならあるとのことで、じゃあそれでいいやと成り行きでのウイスキーバック。

竹千代:ウイスキー

店の人はママ代行的な感じで、もともとのママは界隈で有名な竹千代というママとのこと。
壁に写真が掛かっていたが、なかなかの美貌。

竹千代:店内

ママ代行は話好きで、いろいろ話題を振ってくれたり自らの半生を語ってくれたり。
女性ではなくニューハーフで、若い頃は路上で××××して女の子を××したり自分で××やってたりしたそうだが歳もいってきて今のポジションへ、とのことだ(個人ブログだから本来は自己責任で何を書いてもいいのだが伏せ字にしてしまう……)。
他にもいろいろ話してくれたが、まぁディープなこと。

ゴールデン街は観光地化したと感じたが、此処はいっさい揺るがないなぁって感じ。
まだ歌舞伎町にアンダーグラウンドな空気は健在なんだね。
そんなわけで前夜のゴールデン街でションボリした俺だが、なんだか嬉しくなったよ。
地方から来た俺に、歌舞伎町を満喫させてくれたって感じ。

突き出しが出て、それも酒も、なんでも1,000円とのこと。
怪しいロケーションと外観だが明瞭な会計ね。

竹千代:外観

店を出ると朝の街で、赤い提灯が輝いていた。

↓「食べログ」での店舗情報

竹千代バー / 西武新宿駅新宿三丁目駅