一軒目の「おたやん」を出る際に、こちらの盛況っぷりにスゲぇなと思っていたが、斜向いすぐの店にハシゴをかけるのもアレかなと別の店を一軒クッションにはさんで。
路地にあって、店先にもテーブル出してって様子がアジアンな雰囲気。
「立呑み りえ。」という店。
提灯や暖簾に“。”も記載されているので句点までが屋号なんだな。
かなり混んでいたのだが、独りなんで隙間に入り込めた感じ。
堺東の酒飲みは、混んでても客が来るとスペースを空けてくれるのが好印象。
明るい照明で厨房はオープンで、なんだか屋台みたいでもあるね。
おそらくコリアン系である女性店主と、他に2名の女性スタッフで運営している。
みんな、サバっとしていつつチャーミングでアトラクティブで良い。
客層は、女性目当てってより純粋に酔っぱらいであるようで、これも好印象。
ベタベタとメニュー短冊が貼ってあるのを見ると、コリアンな品々が。
じっくりメニューを検分したい気もしたが混んでるしオーダーは盛んに行き交うので、まずはサッサと一杯注文せねば運営に支障をきたすかもとプレーンチューハイ300円也を。
安くて良いなと思いつつ飲みながら、アテに何を注文しようか考える。
やっぱコリアンなものにするかと、鶏胸肉のコチュジャン焼き300円也を。
うん、なかなか良いね酒が進むぜ。
これはもう酒もコリアンなものを合わせるのが楽しいなと思った。
ビダン、という酒を注文した。
グビグビ飲んで、次にシーワンという酒を注文した。
違いがわからん!
ビダンってのは酒の種類でなく銘柄で、「緋緞」と書くのね。
シーワンもまた銘柄で表記は「C1」なのね。
ざっくり言えば、どちらも韓国焼酎チャミスルだっちゅーことかと店の人に訊くと、そんな感じと答えてくれた。
店の人と会話もしつつ飲んだのが、女性であることを前面に出したベタっとした接客がなく、それでいて魅力的でありつつ、それはそうとビダンもシーワンも300円だったんだけどメニューだいたい300円かよっていう安さと判り易さも楽しいなーと思ったね。
客も楽しそうに飲んでいて、なんというか庶民が楽しんでいる光景、ある種の猥雑さ(エロくはない)とでも言いたい気取らない空気が心地良い。
酒場らしい空気のある酒場だと感じた。
すごく良いね。
↓「食べログ」での店舗情報
立呑み りえ。 (立ち飲み居酒屋・バー / 堺東駅、大小路駅、花田口駅)