金山駅の辺りに角打ちできる酒屋があるようなないような不確定情報を拾っていたのだが、その情報が古くて酒屋は既に廃業している可能性も濃厚だし、営業を続けていても酒屋の角打ちは土日は休んでいるケースが珍しくないし、夕方からしかやってない可能性も高い。
これは行ってみても空振りするパターンだなと、日曜の昼下がりに思った。
近くに飲める店はないかとネットで情報を求めたら、15時から開いてる立ち飲み屋があるようだった。
よし、そこへ行こう。
駅から徒歩5分ほど、「肴屋八兵衛」へ。
あとで知ったが、ここは金山店で名駅のほうにも店舗があるようだ。
ふーむ、今風の立ち飲み屋なんだなと感じる外観。
しかし魚介をはじめ、酒のアテが安く充実しているようで好印象。
俺が立ち寄ったのは15時半をまわったところだったか、まだ開店時刻から間がないが、そこそこ埋まっていた。
なかなかの人気店なんだなと思いつつ、カウンターの角に立ち、ハイボールを注文した。
メニューを見ると、刺身と天ぷら推しのようだ。
しめ鯖と、揚げものでチーズ3種盛りを注文してみた。
低価格帯の立ち飲み屋にしては、盛り付けちょっと凝ってて目に楽しいね。
ま、しめ鯖380円、チーズ3種盛り480円だから、そこまで低価格でもないんだけどね。
箸や小皿が見当たらないと思ったら、カウンターの引き出しに収納されているのだった。
隣で飲んでた常連らしき人が教えてくれた。
客層的に常連が多いようで、奥の方ではスタッフと和気藹々な様子。
メニューを見るとポン酒もいろいろ、愛知の酒もある。
せっかく名古屋に来ているから地の酒を飲もうと、愛知県北設楽郡「関谷醸造株式会社」の「秀撰 蓬莱泉」というのを注文してみた。
ちろりで出てきた、良いねぇ。
ちびちび飲んで楽しみ、この店は寿司もあって一貫から注文できるようだから寿司とポン酒で締めよう。
秋刀魚、キハダマグロ、天然ブリ各180円、ポン酒おかわり。
寿司は葉蘭に乗っており、ポン酒はちろりというのが、気分が良い。
注文した品それぞれ、そこまで安くはないよなぁと思ったが、会計トータル2,310円だった。
ふむ、納得価格だよなぁ。
店のスタッフは居酒屋にありがちな元気の良さで、体育会系なノリを感じるので好みではない。
それと、15時に開けるのは土日祝だけのようで、平日は昼飲みできない。
それらが俺にはネガティブな要素だが、土日祝だけでも昼下がりから飲めるのは、名古屋ではありがたいかな。
俺はまた名古屋へ行っても、またわざわざこの店には立ち寄らないとは思うんだけど、地元で昼酒を求める人には良いのではないかと思うよ。
↓「食べログ」での店舗情報