大野城市にある会社を仕事の用事で訪ねて、用件を済ませてから「にしきや」って酒屋に寄って角打ちで一杯(いや二杯だったな)のあと、西鉄春日原駅に戻る。
駅の近くに角打ちできる酒屋があるという情報を拾っていたので、探してみた。
あった、「原田酒店」。
駅から北西に、すぐそばだね。
ターコイズブルーのテントが彩やかな、タバコ屋兼酒屋。
テントの上には歴史を感じる看板が鎮座して、なかなか趣があるなぁ。
店に入ると、使い込まれた角打ちカウンターが。
エッジがこすれて色褪せて、長いこと多くの酒飲みの宿り木になってるんだねぇという味わいがあるね。
タバコの陳列棚の脇に、生ビールサーバーがあった。
俺の好きじゃない銘柄だが、なんとなく気紛れで一杯いただく。
平日の昼下がり、角打ちをする客は俺の他になかった。
昼メシを食ってなかったので、なにか腹に入れようと焼チクワ150円也をお願いした。
なかなか立派な竹輪でした。
紙が、良いね。
角打ちでは箸とか出ずに、こういう練り物(九州じゃ“天ぷら”と呼ぶ)を紙で掴んで食うのよね。
由緒正しき角打ち流儀ってやつ。
量り売りの酒もいただこう。
細かくは忘れたが「喜多屋」のなんとかって酒で、角打ちにはこれ一本だけ出してるそうだ。
250円也、美味しかったよ。
店主はソフトな物腰でありつつ、ほどよく放置してくれてマイペースで飲める。
灰皿が用意されていて、ここは喫煙可能なんだな。
『角打文庫』なるものがあり、そこから何か読みながら飲みながら、のんびり長居してもいいってことかな。
駅そばでアクセスが良く、寛げる感じもあって、この店は角打ち初心者の人にも利用しやすいかもねって思う。
火曜は定休日だそうだ。
西鉄春日原、JR春日駅辺りが活動圏の酒好きは、行ってみると良いんじゃないかな。
「原田酒店」福岡県春日市春日原北町3-27