観光客まみれの新世界を避けてジャンジャン町を太子・山王方面へ抜けきって、ふいっと左に曲がったところ。
そんなロケーションにある「奴寿し」。
店の前に行列もなく、店内に空席を待つ客もなく、ふらっと立ち寄れた。
とはいえ、そこそこの客入りだったのだが、観光客らしき姿はなく穏やかな空気だった。
町場の、庶民寿司屋だなぁという空気。
こちらは寿司の他に酒のアテなるメニューが目立つので、のんびり飲むことにする。
タバコも喫えるから腰を落ち着けて飲める。
カンパチお造りと、酒でのんびり。
ただ、店側はのんびりとはいかず、次々に発せられる注文をさばくのに大変な様子だった。
他の客が何かを注文したのに対し、お時間かかりますすみませんとの対応が聞こえて、これは早めに注文をしとかないといかんなと思った。
またカウンター上のネタケースも空に近くなっていたので、食いたいものが品切れになるかもとの危惧も少し。
もっとも、俺は寿司屋であれもこれもそれもと食うことはないので、そう心配はいらなかった。
お造りで飲んだら、あとは締めに細巻で満足できるのよね。
うなきゅう巻で、満足しました。
古びた店構えや、店主の素朴で実直そうな印象もあり、昔ながらの町場の寿司屋って感じが、すごくある。
好きだな。
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