<追記:2025年01月15日>
かなり好きな「能登屋」、そこそこの頻度で立ち寄っている。
振り返って見ると、最初に訪れたのは2018年のようで、その頃まだ福岡に住んでたんだなぁ俺。
それから7年ほど経つわけだが、相変わらず「能登屋」が好きだ。
変わらない外観、昔ながらの酒場の魅力が溢れている。
店内の古びた風情も素敵。
変わらず、当然のように喫煙可なのも嬉しい。
そして、どて焼き。
俺史上ナンバーワンに好き。
もっとも、いろんな店で食いまくった末のナンバーワンというわけでもないのだが。
と言うのは、店によってはスジ肉ではなくホルモン(苦手)だったりするので、迂闊に注文しない品なのよ。
明確にスジであると判る場合は注文する、なのであちこち店で、どて焼を食ってみたわけではない。
でもまぁ、あちこちで食う必要もないだろう「能登屋」のどて焼が俺にとって最高だ、と思っている。
目の前でクツクツと煮込まれている、その様子を眺めると美味さも倍増する。
一味をたっぷり使えるのも嬉しい。
そして、とても美味しいどて焼が、370円という安さなのもとても嬉しい。
2018年には350円だったのが、7年ほど経っても20円しか上がってないんだから、有り難い。
これからも「能登屋」のどて焼を美味しくいただきたい。
<初回投稿:2018年01月17日>
仕事で大阪へ来たのだけれど、仕事はすぐ終わった。
あとは酒を飲むだけだ。
仕事の訪問先は四ツ橋線なんば駅の近くだったので、その辺りで早めの時間帯から飲める店としてチェックしていた「能登屋」へと向かった。
素敵な外観で、すぐに判ったな。
すごく、何気なく其処にあるという佇まいが良いね。
俺は事前に調べて向かったわけだが、なんの予備知識もなく通りすがったなら歓喜しただろうと思う。
この辺りの勤め人が仕事帰りに目を留めて、おっ、ちょっと良さげかもと立ち寄りそうな、日常の延長のなかにあるという風情を感じる。
それはそうと、暖簾にも提灯にも置き看板にも記されていて、なんなら屋号より目立ってる気がする“ねのひ”ってのはナンだろうねと思ったよ。
ガラガラっとサッシの引き戸を開けると、厨房を囲むカウンター席、奥へとテーブル席。
そこそこお客さんが入ってて店内の様子を撮るのは憚られたので画像はない。
客は、ほとんどオッサンだったな……オッサンしかいなかったっけ。
俺もオッサンなので、馴染める空気。
カウンターにはネタケースがあって、天井から品書きの短冊が下がっていて。
さていろいろあるようだ、どうしようかなと思った。
ここの前に酒屋の立ち飲みでビールは飲んでいるから、チューハイかなポン酒かな。
ふとカウンター内に目をやると、どてが美味しそうに煮えている。
そうだな大阪に来てるし、どて焼いいよねぇ。
お酒280円、どて焼350円。
安い。
そして、気になった“ねのひ”というのは酒の銘柄だと判った。
どこの酒かと訊くと、愛知県だとのことで関西の酒じゃないのかと思ったが、まぁいいや。
それにしても、どて焼がうまい。
濃厚な味で酒がすすむから、もう一杯おかわり。
いい具合に庶民な空気で、店の人も気の良い感じで、心地よく過ごせた。
こういう店が、大人気で盛況ではなく行列なんかもできてないというのが、良い。
そこら辺にどんだけでも良い飲み屋があるってのが、大阪の懐の深さだと感じたな。
↓「食べログ」での店舗情報
能登屋 (居酒屋 / 大阪難波駅、なんば駅(大阪市営)、JR難波駅)