なかには「北海」とか「セブンシーズ」など、ここでは洋酒がいいよねーって店もある、なんなら「サンボア」もあるしな。
それらは行ったことがあるので、今回は行ったことのない店で洋酒が揃う立ち飲み屋「北京」へ。
なんかね、屋号とその書体と暖簾は中華料理屋っぽいよね、でも看板に“世界の酒”とか“国々のワイン”って書いてあるでしょ。
世界の酒ってどんなもんがあるかっつーと、店の外にメニューがズラーっと掲示されてます。
まだあるよ。
はい、こんな感じ。
なかなかわかりやすく分類されてますな、まぁ一通りありますって品揃えで、とりたててスゲーってものは見当たらないんだけどね、それでも洋酒が揃う店として新梅田食道街にあって独自性のある店だぁね。
さて開店の16時を待って、入ってみた。
いろんなボトルが並んでるから、立ち飲み屋ってより酒屋の角打ちみたいだなと思った。
入り口は小さく狭いが、中はそこそこゆったり。
開店すぐなんで俺の他に客はなし、そろそろ初老かなって感じのマスターとママさんでやってらっしゃる柔らかい接客。
ここで俺にとって残念なお知らせに気づいたのだが、この店は禁煙なのであった……。
重度の喫煙者である俺に、禁煙の飲み屋はつらい。
が、立ち飲み屋の滞在時間程度だったら耐えられるさ……。
さて、ここにあるバーボンやスコッチはほとんど飲んだことがあるから、目の前にボトルがあったニッカのピュアモルトを飲むことにした……“世界の酒”の店なのにニッカかよ、とセルフツッコミをいれつつ。
ブラックとホワイトがあったので、どちらも一杯ずつ。
えー、どちらもとりたてて印象に残っておりません。
キャッシュオンでお通しなんかは出ないから、アテを注文しよう。
いろんなアテがあるが、ウイスキーに合うものをとレーズンクラッカ320円也を注文。
手作りなんだって、これ。
レーズンバター的なものがクラッカーにのってるわけだが、既製品のレーズンバターと違って脂分が少なくサッパリしつつ旨味もあっていいなぁ。
この辺で、もうマスターは何百回もされたであろう質問を、俺もしてしまう。
なんで中華の店じゃないのに屋号は「北京」なのか、という質問だ。
かいつまむと、先代が北京で心に残ることがあって、それにちなんでとのことであるとウンザリすることなくマスターは答えてくれた。
禁煙だし早めに撤収しようと思ってたのに、なんだか和む空気のなかでゆったり過ごした。
ほっこりする飲み屋だな、「北京」。
↓「食べログ」での店舗情報
立ち呑み 北京 (立ち飲み居酒屋・バー / 梅田駅(大阪市営)、大阪駅、梅田駅(阪急))