日常的にコンスタントにしばしば食っている。
俺が如何に頻繁にそばを食っているかは、個人的twitterアカウントのつぶやきを参照いただければ、なるほどと理解いただけることと思う(そのアカウントをここで公開してないので説得力がまるでない)。
にしても、そば好きレベルは低い。
どういうことかというと、漢字で“蕎麦”と書き表すのは憚られるほどのレベルの“そば”ばかり食っているということだ。
外では立ち食いレベルの、またスーパーで安く売ってる乾麺を家で、といった安っぽいものばかり食っている。
そういうレベルの“そば”が好きなんだよね。
そんな俺だが、東京に飲み屋巡りに来て神田に居たから、ここはひとつ酔狂で、名のある老舗で“蕎麦”を食ってみようじゃないか、と思った。
「かんだやぶそば」。
江戸三大蕎麦、日本蕎麦の三大系統“更科”、“藪”、“砂場”のうちのひとつ“薮”系統の名店として有名なのよね。
有名な老舗なんてものに行くっていう経験値が乏しい俺なので、なんだか店構えに気後れする。
創業の1880年からの店舗は2013年に火事で焼け、建て替えられた現在の建物なのだが風格は感じる……というか、単純に高級そうな外観だから単純に気後れするとも言える。
とはいえ、実際そこまで高くはないんだよね、せいろうそば670円だもん。
地方都市のなんてこたぁない有名でもない店で、もりそば800円なんて価格設定のところもある。
しかし、そば前は、べらぼうに高いと感じるよ俺には。
せっかく有名な蕎麦屋に来てるんだから酒とそば前をと思っていたが、やきのり580円、かまぼこ670円とかって、ちょっと敷居が高過ぎて注文できねぇわ。
それになんだか、お上品そうな客層なもんで酒を注文するのが場違いなような気も、しないではなかった。
そんなこんなで、せいろう単品で注文。
で、こっから話は端折るけども(えっ、こっからの件を飲食系ブログで端折るのか!?)、まぁなんつーか、それほど俺にとって感動のあるものでも有り難いものでもなかった。
そりゃあ、まずかぁない。
でもね、俺はずっと庶民レベルの“そば”で構わないなと思った。
東京に来てるんだから、ということでいえば「富士そば」行っときゃいいんじゃね、っていうね。
と言って、金輪際もう老舗とか有名な蕎麦の店に行きたくないってわけではない。
実は、「神田まつや」行きたかったんだよ、このとき。
でも行列があって、「かんだやぶそば」に行った帰りにもやっぱり行列があって、パスしたのだった、のだ。
今度の機会には、並んでも「神田まつや」に行きたいと思う。
↓「食べログ」での店舗情報
かんだやぶそば (そば(蕎麦) / 淡路町駅、新御茶ノ水駅、小川町駅)