2015年12月08日の午後、俺はスカイツリーそばの「菊屋」をあとにして、押上から京成押上線で四ツ木へ向かった。
いよいよ、酒飲みの聖地とも言われる京成立石に乗り込もうというわけだ。
いよいよ、と言うのは5月にも関東飲み屋巡りをしたのだが、あまり計画的に動かなかったので京成立石をウロつく時間がとれなくて予定を積み残しちゃったからだ。
それで、なんでまた京成立石じゃなく四ツ木駅で降りたのかと言うと、立石の隣町四ツ木にも寄ってみたい店があったからなんだ……けどね。
「せきや商店」という店で、ここは酒屋兼小規模スーパーマーケットで、店内で飲めるという店なんだ。
四ツ木駅からてくてく歩いて辿り着いたが、時期が悪くて飲めなかった。
お歳暮シーズンの12月は、お歳暮の品のラッピングや在庫置場として飲食スペースは潰されちゃってて飲み食いできないとのことだった。
おお、なんてこった、仕方ないな。
そこからまた、だいぶてくてく歩いて次の目的地へ。
「倉井ストアー」という店だ。
ああ、ここかな? と思ったら、違った。
ここは事務所とか倉庫なのかな? 店舗は次の角を左にという案内があった。
おっ、ここだ。
手造り惣菜の店「倉井ストアー」。
昔ながらの個人経営食品中心のスーパーマーケット。
この店は、店内で飲めるのだ。
酒屋の角打ち的に、スーパーの角打ちってな感じだ。
こういう営業スタイルって珍しいので、ぜひ立ち寄りたかったのよね。
店頭は、いかにもスーパー然としている。
店内では、いろいろな惣菜や食材が売られていて、弁当の品書きがたくさん。
弁当は注文を受けて作ってくれるようだ。
惣菜や弁当を買ってすぐ食べられる店、という様相だね。
イートインはこちらのスペースで。
町の食堂みたいだよね。
こうして見ると、メシ食うのはいいけど酒を飲むのはどうなのよって空気を感じないでもない。
でも飲めますよ。
売り場にアルコール類も売ってるから、それを買って飲める。
さてアテはどうしようか。
作り置きの惣菜も良さげだったけど、どうも揚げものが“売り”っぽいんだよね。
メンチカツと、ハムいりハンペンを注文してみた。
揚げたてではないけどね、レンジアップで温めてくれた。
キャベツなんか添えてくれて、ちょっと嬉しいね。
メンチカツは肉がみっちりしていて、美味しかったよ。
売り場と飲食スペースを隔てる壁にテレビが埋め込んであって、それを眺めながら、まったり飲む。
壁の向こうの売り場には、普通に買い物客がいる。
なんかこう、食堂に入ってちゃんとメシ食うのとも違う、ついでにここで済ませとこう的な中途半端さが、楽しいね。
俺はわざわざ立ち寄ったわけだが、こういう店、近所にあったら楽しいだろうなぁ。
立石の住民が羨ましいよ。
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