【残念ながら閉店】カレーライスもあるけど「旭軒」の中で最強に酒がすすむ店舗だろうな「旭軒 馬出店」福岡市東区馬出

<追記:2017年11月19日>
とても残念なことに、2017年09月27日にて閉店。
何人かで飲みに行こうと話していて、そのメンツの一人が店の前で目視確認。
閉店のご挨拶の張り紙を撮った画像を見せてもらった。

まぁ、けっこうご高齢なお二人でやってらしたからねぇ。
お疲れ様でした。

<初回投稿:2017年04月28日>
福岡で餃子といえば「旭軒」だ、俺の中ではね。

複数の店舗がある「旭軒」だが(どこも親族で経営しているとか)、春吉の「旭軒」が一番好きだなぁ。

もっとも、すべての店舗に行ってみたわけじゃないんだけどね。
現在ぜんぶで何店舗あるのかも把握できてないが、行ったことのない店舗として東区の「旭軒 馬出店」は以前から気になっていた。
カレーライスがあったり、他の店舗よりメニューがユニークだってことでね。

旭軒 馬出店

「旭軒 馬出店」。
その地域に暮らしてなきゃ読めない地名ってのは全国にあると思うが、たぶん福岡の人じゃないと読めないんじゃないかと思う“馬出”って、“まいだし”と読みます。

なかなか東区で飲んだり食ったりする機会がないので、気になりつつ何年かの時が流れたが、ようやく機会を得た。
というか、東区でウロウロしてたら、ああここかって感じで出会した(場所さえ把握してなかったわけだ)。
これはもう、このまま立ち寄るしかあるまい。

旭軒 馬出店

うむ、話に聞いていた通り、餃子とカレーライスの二枚看板だ。
さらに「繁桝」もプッシュされてるなぁ、ポン酒推しの店なのか。

店内は春吉と雰囲気が似てるね。
古びていて、雑然として、好きな感じだわ。

旭軒 馬出店

オバサマ二人で店を回してるのも春吉と同じだね。

日曜の夕方、店内のカウンター席は常連であろうオッチャンたちで賑わっていた。
餃子を食いに来たってより、酒を飲みに来たって雰囲気。
嬉しいな、ここは“飲める「旭軒」”なんだな。

他の店舗でも、そりゃビールは飲むけどさ。
たとえば春吉の「旭軒」ではメニューは餃子と手羽先だけで、じっくり腰を落ち着けて飲むには酒のアテの選択肢に乏しいと感じるのよね。
だが馬出の店は、アテが豊富だ。
上に貼った画像でもチーズとかゆでたまごがメニューいあると確認できると思うが、オッチャンたちと店のオバサマとの会話を聞いてると、魚が何種類もあるしアサリもあるしって様子。
餃子でビール、次は魚でポン酒ってな調子でじっくり飲めそうだ。

旭軒 馬出店

まずはビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。

旭軒 馬出店

そして餃子二人前。
せっかくいろんなメニューがあるから、とは思いつつも「旭軒」に入ると脊髄反射的に餃子を注文しちゃうのよね。
しかも二人前ね。

で、このあとポン酒にシフトして……というのは次回の楽しみとする。
カレーライスが食べたい。
餃子の「旭軒」で出してるカレーライス、馬出店だけのカレーライスを、食ってみたかった。
ポン酒にいっちゃうと、きっとカレーライスを食わずに終わることは火を見るより明らかなのだ(それは俺が酒に流されやすいってことだな)。

旭軒 馬出店

こちらがカレーライスです。
おお、普通って見た目で、餃子の店ならではって特徴は見出せない……が、それでいいよな。
きっと、餃子だけじゃ腹いっぱいにならないって客のために出してるみたいな、そういう理由で存在するカレーライスではなかろうかって気がするカレーライスだよ。
ゴハンこんもり。

食ってみると昭和の食堂で食ってたよねって思い出が走馬灯のように……ということもないカレーライス。
変わったところもノスタルジーの喚起もないカレーライス。
ゴハンこんもり。
腹いっぱいになった。

旭軒 馬出店

餃子の「旭軒」のカレーライスって面白そうって気になっていたわけだが、ある意味そんなに面白くなくて良かった。
面白みより、お客さんの腹が満ちるようにって気持ちを感じて、なんだか良かった。

次は、じっくりポン酒を飲むために立ち寄りたい。

↓「食べログ」での店舗情報

旭軒 馬出店カレーライス / 馬出九大病院前駅箱崎宮前駅吉塚駅