単なるうどん屋さんではない「當仁うどん」福岡市中央区黒門

<追記:2020年10月10日>
この店を次に利用する機会には酒を飲みたいな、そう思ってからだいぶ間が空いたが、飲めた。

當仁うどん

平日の15時ちょい前、店の前を通りすがったら営業していたので寄った。

さて、ところで唐突なんだけど、福岡には大衆酒場というのが、ほとんどない。
そうなると俺のような酒場好きは、大衆食堂で飲もうと活路を求めることになるのだが、その大衆食堂というものだってやっぱり少ない。
また、食堂飲みを成立させにくい要素として、ランチタイム後のアイドルタイムに店を閉めるところが少なくないというのもある。
こちら「當仁うどん」は、有り難いことに通し営業だ。
陽のあるうちから飲むことが好きな者にとって、昼下がり食堂飲みができる、うってつけの店なのだ。

當仁うどん

まずビール、店のオバチャンにキリンかサッポロはあるか訊いたが残念ながら好きじゃない銘柄のものしかなかった。
しかしビールが飲みたかったので、小瓶でお願いした。

當仁うどん

アテにハムエッグ、270円。
屋号に“うどん”とあるし、間違いなく食事をする店なんだが、こういう大衆酒場的な一品を提供していると食堂飲みをすることができる。
塩胡椒が、また良い。
俺はハムエッグ、目玉焼きにはソースとか醤油じゃなく塩胡椒がだんぜん好き。

當仁うどん

さらに、冷奴(品書きでの表記は「冷やしヤッコ」)180円をアテに、お酒330円を飲む。
昔は灰皿あったけど禁煙になっちゃったんですね、あの条例のときからね、なんて会話をオバチャンとしながら、まったり昼下がりの食堂飲みを楽しめた。

食堂で飲むことを好む人には、ぜひオススメしたい店だ。
この店で飲んだのは2020年09月21日

<初回投稿:2019年03月29日>
福岡市営地下鉄の唐人町駅を、商店街とは反対の側から出た通りにある「當仁うどん」。

當仁うどん當仁うどん

もうだいぶ以前だが、最初に見かけた折に魅力的な佇まいだなと感じていたんだけど、この辺りでメシを食うようなタイミングは訪れずに月日が流れた。
店先のメニューサンプルも魅惑的だし、いい感じに古びているし好きなタイプ。
いつか利用したいなとずっと思っていて、ようやく立ち寄ることができた。

當仁うどん

良い、タイル張りの床に、カテイノダイニングテーブルみたいなのが並んでいて良い。
壁の品書き短冊も効いていて、良い光景。

當仁うどん

屋号に“うどん”とあるが、いやいやいろんな料理がある。
たいていのうどん屋さんにも丼ものはあるしカレーがあるのも特異ではないが、ここはオムレツとか八宝菜とかソース焼きそばとか白身魚フライ定食とか、節操がないくらいラインナップ豊富。

當仁うどん

カツカレー650円也をいただいた。
雑な盛り付けが、なんだかホッコリする。
カレーソースは粉っぽさを感じて辛さはそんなに感じない、昭和のメシ屋のカレー。
俺にとって期待通りだった。

この店は、飲める店なんじゃないかなという期待もあった。
俺のあとに来店した常連氏は、おもむろにビール小瓶とハムエッグを注文していた。
飲めるじゃん、良いね、テーブルには灰皿もあったし、良い。

俺は午後からの仕事があったから飲まなかったが、次の機会があれば飲みたい。

↓「食べログ」での店舗情報

當仁うどんうどん / 唐人町駅大濠公園駅