ひさしぶりに寄ろうと店の場所まで行ってみたらば、別の店になった?
看板が掛け変わって、屋号が違ってるし。
「KANGAROO CAFE」だって。
うーん、でも出窓の脇の“ひもを引いてテイクアウト”ってのは変わってないなぁ。
屋号を変えただけ?
このとき(木曜の11時台)、営業してなかったので確認できなかった。
追って確認したいと思う。
<初回投稿:2017年07月09日>
昔は「ヴィレッジヴァンガード」があったよねって場所に現在は「やまや」があって、晩酌のための酒を買ったり世話になっているわけだが。
その国体道路沿いの「やまや」が入った建物の裏に、こんな路地があったんだと割と最近まで知らなかった通りに、気になる存在感の店があった。
出窓からフェイクの桜が見える、その名も「SAKURA CAFE」。
店は、いちおう2階にある、ということになる。
が、背の低い2階で、手が届きそうな出窓なので、なんだか気になる存在感なわけよ。
駐輪スペースになってる1階部分は、腰をかがめて潜りこまなきゃいけないような高さしかなく、建物まるごと背が低いっといった有様でね。
その駐輪スペースの前に看板がガチャガチャと出ており、どうやら定食を出す店だが飲めるようなので立ち寄ってみることにした。
ちょっと階段を登ったら、おもむろに店内へ続く狭い空間があり、店内がこれまた狭い。
テーブルとカウンターと合わせて席数的には11人は座れる計算になるが、そうなるとかなりギュウギュウに感じるんじゃないかな。
しかし物置っぽい空間もあるのでスタンディングなら18人くらいは詰め込めるかも。
背が低く狭いから穴蔵のような店だなと感じるが、明るく外光が入ってきて壁が白いから、窮屈さはそう感じない。
テーブルが骨董品の物入れみたいなのを雑に積み重ねたという様相で、実は調べたら価値があるものかもしれないって気がしないでもないのに、雑に扱ってあるのがいいね。
床のタイルもチープにレトロでいいね。
ランチ営業がひと段落したところだと、夜用メニューを出してくれた。
まずビール。
それと、小腹が空いていたので、豚肉と豆腐の青じそ炒め、というのを注文してみた。
狭い厨房で店主が懸命に調理してくれた。
どっかりゴハンのオカズみたいなものだったらどうしようと思ったが、酒のアテに適した量で良かった。
料理にもフェイクのサクラが、ご愛嬌。
初めての来店で、わざわざ階段を上がってきてくれたからと、サービスの品を出してくれた。
味噌たくあん。
店主自身が大好きだそうだ。
齧ってみると、塩っぱ甘さが濃くて、これはいい。
これはポン酒いっとくべきだな。
ぶさいくカワイイ酒器でポン酒が出てきた。
分福茶釜をモチーフにしたものだそうだ。
酒を注ぐと狸がヨダレを垂らしてるようになって、いいねこれ。
ここは禁煙か訊くと、喫えますがひと手間かけてくださいと言われた。
狭い店だから、煙を店外に排出するために。
出窓のサイドを開けて、サーキュレーターを外に向けて、その背後で喫ってくださいと。
なるほど、そこまでしてタバコを喫うのかと俺でさえ思うが、まぁそこまでしてでも喫えると有難い。
店主も喫煙者で、同じようにしてタバコを喫っていた。
長髪にヒゲの店主は、よく見ると童顔で、実際にまだ若い。
この店を始める前は海外を飛び回っていたそうだ。
店を始めて8ヶ月だとか言ってたかな(うろ覚え)。
この日は金曜日で、ランチのピークが過ぎた時間帯だったから俺しか客がなかった。
夜になると、若者がひしめき合うんだろうなぁ。
なんともしれんチャーミングな店で気にいったから、また平日の妙な時間帯に立ち寄りたいなと思う。
↓「食べログ」での店舗情報
SAKURA CAFE (カフェ / 赤坂駅、薬院大通駅、西鉄福岡駅(天神))