それはもう名店として有名な、「明治屋」。
今は「あべのキューズタウン」という施設の、「ViaあべのWalk」というエリアにある。
これがなんかややこしいんだが、俺は「あべのキューズモール」というショッピングモール内に「明治屋」があるのかと思っていたがキューズモールが入っている施設であるキューズタウン内にキューズモールと並んでViaあべのWalkがあり、そこに「明治屋」があるということになる(めっちゃ早口で言ってる感)。
まぁとにかく“今は”ViaあべのWalkにあるということは、以前は別の場所にあったわけだ。
さておき、今はこういう光景です。
現代のなかに過去が混入している、といった違和感。
もしかしたら画像だけで見ると、レトロっぽく作ったんだよねって感じるかもしれない、質感まで伝わらないから。
実際に見ると、経年が見てとれる材質感とかから“作られたレトロ”なんかじゃない、って判る。
だから現在に過去が混入しているようで違和感があって、それが面白い。
ViaあべのWalkというのが、そもそも『地元権利者ゾーン』とのことで(公式の表記による)、つまり以前から阿倍野で営業していたが再開発で立ち退きを余儀なくされた店に入居してもらうための場所ってことだよね。
それでそこに「明治屋」は移転して、以前の建屋ほぼそのまま移築したみたいなことだったと思う、そういう話をどこかで見たか聞いたかした覚えがある。
あぁ、過去を経て現在へ、時を経て……みたいな意味で“Via”って付いてんのかViaあべのWalkって……とか思ってみたりしたが、英語のVia(ヒコーキとか経由便を意味する単語として使われるよね)じゃなくてイタリア語のVia(街路、通り)なんだってさ(公式に書いてありました)。
まぁ今に至る「明治屋」の経緯とかネット上にいくつも記述があるだろうから、別にもう俺が書くことないね。
ビール、焼きとり、楽しみました。
でも写真はないよ、撮影禁止の店なので。
店内の造作なども、写真はないよ。
でもね、素敵なんだよ、ああ以前のままなのは店先だけじゃないんだ、徹底してるな、って感慨。
で、昔の話。
路面電車が走る阿倍野筋に面して「明治屋」はあった。
実はその頃に、行ったことがある。
当時は九州で暮らしていたんだけど、わざわざ行きたいなってくらい名店として知られていたのよね。
そのとき、2010年03月15日の「明治屋」の画像を貼っておこう。
撮影禁止ってまだ知らなかったんで、ビールとだしまきの写真を撮っちゃってる。
すごく感激したなぁ、憧れの酒場に来れたって。
ついでに路面電車の写真も貼っとく。
実は、ショッピングモールなんかに移転しちゃって、昔の良さは失われちゃったんだろうな、行ってみてガッカリしたら嫌だなと、立ち寄るのを避けてたって気持ちもあった。
もう長いこと、行こうか行くまいかって逡巡してもいた。
でも行っていて、今の存在感も、それはそれで良いかもなぁって思えた。
行ってみて良かったな。
この店に直近で行ったのは2021年04月07日
↓「食べログ」での店舗情報
明治屋 (居酒屋 / 天王寺駅前駅、大阪阿部野橋駅、阿倍野駅)