店構えに非常に惹かれる、あまりにも昭和の気配しかない、「みちくさ」。
ちょっとこれは、常連さんしか入れないタイプの店かもしれないという不安はあった。
いろんな酒場を巡っていると、たまに店に入ろうとするなり店主から手を交差したバツのサインをくらうことがあるんだが、そういう感じかもしれないという心配はあった。
しかしまぁ店先に品書きを掲示しているんだから、これは何方でもいらっしゃいウェルカムということでは。
そんで、そんなに高くないっつーかビールは安くはないが日本酒は安いじゃないか、じゃあ入ってみようと。
安くはないといえ高くもないので、まずビール。
キリン秋味、まぁいいね。
突き出しかな、たけのこ炊いたの。
それから日本酒。
ここまで、喋りっぱなし。
誰がかって、店のママさん。
郷愁を感じさせる店内は、雑然としているというか開けっ広げに生活感を隠さないオープンマインドさ。
この店を切り盛りするママさんのサバサバした性格が反映されているようだ。
そういうママさんだから、一見の客である俺にも垣根なく接してくれて……どころかママさんと常連氏と俺とでずっと世間話的な流れになって、ご近所ふれあいサロンかここは、という状態であった。
もともとは、たこ焼き屋さんだったそうな。
でも今は昼から空いてる飲み屋……ご近所ふれあいサロンだね。
天満にはたくさんの飲食店があるが、ここが一番ドープな店かもしんない。
まぁ、好き嫌いが分かれるタイプの店かもしんない。
俺は好き。
この店に行ったのは2020年12月07日
↓「食べログ」での店舗情報
みちくさ (たこ焼き / 天満駅、扇町駅、天神橋筋六丁目駅)