うどん屋でラーメンばかりを食う「うどん そば 松屋」大阪市淀川区塚本


大阪や兵庫県、あちこちに「松屋」あるなぁ、JR塚本駅前にもあったわ。
ここで言う「松屋」は、全国展開チェーン牛めしの「松屋」ではなく、うどん立ち食いの「松屋」である。









第七藝術劇場で映画を観たあと酒を飲み、帰りの電車に乗る前に立ち寄った。
あまり賑やかではない駅の東側で、夜空をバックになかなか主張の強い存在感。









「松屋」って画一的に統制のとれたチェーン店ではなく、っつーか実はチェーン店でもないのかもと思っている。
ただの憶測だが“同じ屋号で商売してますけど、うちとあそこは関係ないですよ全然”みたいな気がしている。
なので、店によってメニューに違いがある。
この塚本の「松屋」では、ラーメンが気になった。









ラーメン並、340円也。
黒い、スープが高井田ラーメンかってほど黒い醤油色。
まぁ実際は、立ち食いうどん屋さんのラーメンだよねっていう、鰹出汁風味の醤油濃くはない味わい。
それに少し甘みと、何か独特なフレーバーを感じた……カップヌードルのノーマル味みたいな。
麺は、茹で加減はやわめだが、博多ラーメンみたいなパツっとした噛み応えを感じた。
チャーシューは無くて、かけラーメン茹で玉子入りってな様相。



これが、なんだか琴線に触れた。
このラーメン、なんか好きだな、これチャーシューも乗ってたらすごくうまいんじゃないか、と思った。









そんなわけで再訪しましたね。
今度は、チャーシュー入りラーメンか肉入りラーメンを食ってみようと。









チャーシュー入りラーメン並、500円也
うん、なかなか厚みのあるチャーシューが2片、見た目の満足度があってね。
しかし、パサパサしてるなと感じたし、ちょっと臭みも。
そういうのが場末の立ち食いって感じで、そういうのが良いんだよ、と言い張ることもできるだろう。
でもなぁ、俺は前回に食ったチャーシューなしでいいなぁ。









またまた再訪、今度は肉入りラーメンだ。
迷いなく注文し、提供されたそれは想定外に“思てたんと違ごた”だった。









いや、ほら、肉入りの肉って、肉うどんとかの肉だって思うじゃない、思うよね。
甘辛く煮込まれた、あの肉よ。
それが、違った。
なんつーの、まぁ肉と、ささがき牛蒡と、細切りの人参の、煮物みたいな。
これちょっとした酒のアテになるよね、晩酌セットの小鉢にこういうのあるんじゃないの、的な。
そういうものがラーメンに乗っていて、私は虚を突かれた思いがした。
まずい、とかじゃないの、ただ想定外だったの。



まぁ、そんなこんなで。
ラーメンのバリエーション3種を食ってみたほどに、この店が妙に気にいっていたわけで。
うん、結局のところ最初に食ったラーメンが一番好きかな。
でも3種とも食べてみようという試みたことが、楽しめた。
また利用する機会があれば、普通にうどん食おうかな……と思ったら。
らーにゅうめん、というメニューもあることに気づいてしまった。
らーにゅうめん……食べてみねばなるまい。





この店に最初に立ち寄ったのは2023年08月29日
↓「食べログ」での店舗情
うどん そば 松屋立ち食いそば / 塚本駅