俺の名古屋角打ちデビュー大曽根駅「O.K.マート」こと「みのや北村酒店」

名古屋には縁があって、勤め人時代に1週間単位で何度か滞在しているしプライベートでも何度か遊びに行っている。
それで、名古屋が好きかってーと嫌いじゃないけど妙に馴染みはあるんだが、それはともかく飲み屋環境はプアだ、という印象はずっとあった。
やけに夜が早く、22時台に閉まる居酒屋があってバーでさえ24時までやってりゃ遅くまで営業してる店って捉えられ方で、それでいて昼間から飲める店は見当たらず夜も昼もどうしようもないなって認識だったんだよね。

そんな名古屋には角打ちできる酒屋なんて存在しないと思い込んでいたが、いや探せばあるもんだね。
何軒かの酒屋の情報をネットで拾い、さて実際に立ち寄ってみようと名古屋へ。
まず向かったのは、この駅の近くに角打ちできる酒屋が2軒あるようだと大曽根駅。
最初に駅から近い「みのや北村酒店」。

みのや北村酒店:外観

店先に大きな瓶が置いてあるけども、あんまり酒屋っぽくなく個人経営のスーパーみたいな外観。
実際のところ「O.K.マート」って看板が出ていて「みのや北村酒店」という屋号は見当たらないんだよね。

みのや北村酒店:外観みのや北村酒店:外観

味噌煮込みうどんアピールもされていて、ああ名古屋だなぁと思うと同時に、もう何屋なんだかわかんない様相。
で、中に入ってみると、コンビニみたいだがやっぱり酒屋だなと感じる。

みのや北村酒店:店内みのや北村酒店:店内

島のように陳列什器が並んでいて、酒やアテが豊富にラインナップされている。
コンビニ的な商品もあるが、やっぱり酒屋だなと納得する酒やアテのアイテム数の多さ。
また、入ってすぐ左手のゆったりしたレジカウンターにオバチャンが陣取っていて、古くからの酒屋の雰囲気がある。

さて角打ちだが、たいていの酒屋では店内の片隅にカウンターが用意されている傾向だが、ここの角打ちエリアは広い。
売り場のあちらこちらがが角打ちエリアってな様相だ。

みのや北村酒店:店内

このように、什器の島の間に個人用立ち飲みカウンターが点在しているのだ。
これがいくつもあって、好きなカウンターを選んで飲めるって感じ。
これらとは別に、レジカウンター近くには数人で集って飲めるエリアもあったけどね、まぁ俺は独り酒だってこともあるが孤島のような小さなカウンターが面白いよなぁ。
まずビールが飲みたかったので、冷蔵ショーケース近くの孤島に決めた。

みのや北村酒店:店内

いろんなビール、名古屋の地のクラフトビールなんかもあったんだが、飛行機と電車と乗り継いでようやく酒にありつけるという状況だったので俺的に間違いのないキリンラガーを。

みのや北村酒店:酒

都度、カウンターに商品を持っていって支払をする。
そういうシステム的なものは“立ち呑みの掟”なるPOPに記載されているので迷うことはない。
なにかアテをと思ったら、陳列されてる商品から見繕う。

みのや北村酒店:店内

またレジに持っていって支払をする、それは面倒に思うかもしれないが、ちまちま買い物をしながら飲むってのも楽しいもんだよ。

孤島のような立ち飲みスペースで飲んでいれば、店の人や常連客との交流なんかは発生しない。
しかし、店の中で自分だけのパーソナルスペースを確保できるというのも、なかなか楽しいんだよね。
ま、このパーソナルスペースの正体はカラーボックスなんだけどね。

みのや北村酒店:店内

なんとボックス内部にはマンガも用意されてましたよ……ギギギ
どういうことだこれは、長居してもいいよってことなのかね?
“立ち呑みの掟”にはサッと飲んでサッと帰れとは書いてなかったしな。

しかしまぁ、俺もけっこういろんな店に行ってるほうだと思うが、ここはユニークだねぇ。
なんだか俺にとってはテーマパーク的な楽しさがあって、良い店だなぁと思ったよ。

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↓「食べログ」での店舗情報

みのや北村酒店立ち飲み居酒屋・バー / 大曽根駅ナゴヤドーム前矢田駅矢田駅