<追記:2018年08月08日>
飲める食堂は、単に食堂としても使える。
麺類がメニューにあるから夏は冷やし中華も出してるかもなぁと立ち寄ってみた。
あったね冷やし中華。
千切った感じの海苔がバラっと、粉から練った色合いのカラシがベチョっと、なかなかワイルドなルックスだ。
甘くて酸っぱいというツユではなく、酸味は控えめで醤油っぽい塩っぱさを感じた。
<初回投稿:2018年05月08日>
昭和の昔からずっと、と思わせる風情。
庶民感と、酒が飲めそうな感じ。
そういったものが俺を惹きつけて、「不二家食堂」という店には何年も前から立ち寄りたいと思っていた。
過去に、行ってみたら休みだったり開いてる時間帯じゃなかったりというスレ違いに、何度か見舞われていた。
が、この3月末に引っ越しをして行動権が変わって、気軽に立ち寄れるようになった。
平日の夕暮れ前にフラっと立ち寄った。
カウンターに囲まれた空間は奥のほうまで調理と配膳のスペースで、オバチャンズがテキパキと働いていた。
テーブル席もあり店内にはテレビもあり、昭和の食堂だなぁという嬉しさがある。
さらに嬉しいのが、作り置きの惣菜などが陳列されるショーケースがあったこと。
これ好きなのよ。
壁には単品料理、丼、ゴハンものの品書きの札が下がり、黒板にはトンテキとかトンカツといったメニューが記してあった……のだが、一様にそんなに安くはないなぁと感じたのが素直なところだ。
トンテキが670円とあって、ひょっとしてこれは定食の価格なのかなと訊いてみたら、単品でその値段で、プラス数百円で定食にできるとのこと。
カツ丼が800円ちょっとするし、なるほど此処は安さが魅力という店じゃないんだなと把握した。
ビールとトンテキ単品。
キリンラガー瓶があって嬉しい。
トンテキは、ちょっとポークチャップ的な味付けだなぁと感じた。
ポーク生姜焼きは500円台だったから、そっちを選べば良かったかな。
ショーケースにあったアサリとか煮物で日本酒ってのも良かったかもしれないね。
安ければ嬉しいのは勿論だが、そこまで安くなくても不満はない。
気取らない空気の店だし、当たり前のように喫煙可能だし、ご近所であろう人々が夕飯だか晩酌だか判らないような使い方(要は思い思いに自由な感じ)をしているのも良い。
また通りすがってみようと思った。
↓「食べログ」での店舗情報