けっこう年季のはいった建物だと思うが存在感があり、1階には通りに面して何店かのテナントが入っている。
その中に「珈琲舎のだ」という喫茶店がある。
以前から存在は認識しているが、入ったことはなかった。
打ち合わせの場所に指定され、はじめて訪れた。
なんと“since 1966”だって、ずいぶん昔からやってる喫茶店なんだなぁ。
もっとも「珈琲舎のだ」って何店舗かあるから、こちらの大名の店舗が1966年からなのかはわからないが。
いや、でも大名本店って書いてあるから、ここがオリジンなのかなぁ。
広く開放感のある店内は、なんだか品があると感じる。
カウンターやテーブルはピカピカで、スタッフはきちんとした身なりをしている。
老舗喫茶店の風格というものか。
静かな空気で、BGMも落ち着いたものだった。
コーヒーをお願いすると、きめ細かくホンワリふくらんだホイップが一緒に。
そのホイップを、スプーンですくって口いっぱいにふくみたい衝動に駆られたほど、見た目の幸福感があった。
もちろんそんな下品なことはしない。
コーヒーは、まぁ普通かなと思ったが、それは俺が貧しい舌だからだろう。
ところでこちらは、タバコが喫える。
正しい。
喫茶店というのは、タバコが喫えるべきだと考える俺には、実に正しい。
老舗の喫茶店ならなおさら、昔ながらのコーヒーとタバコを喫す店であるべきだ。
↓「食べログ」での店舗情報
珈琲舎のだ シャンボール大名店 (コーヒー専門店 / 赤坂駅、天神駅、西鉄福岡駅(天神))