福岡の中心部で昼酒なら言わずと知れた天神「角屋」

<追記:20202年06月14日>
コロナ禍に起因する自粛明けに、店の安否を確認するシリーズ。

角屋

「角屋」、健在。
まぁ、ここはあんまり心配してなかったって部分もあるんだが思い入れも薄いし、とはいえ天神には欠くべからざる存在ではあるので営業してて良かったって気持ちも勿論ある。

角屋

ビール飲んで。
あいかわらず喫煙できるのは、とても良い。

<初回投稿:2015年01月12日>
もはや安全パイであって、失敗しないセレクトである「角屋」だ。
何処のどういう店だかは、福岡市に住んでる酒飲みならば知ってなきゃおかしいくらいなんで、説明は省く。

と思ったが、日本各地の人が福岡で昼から酒が飲める店の情報を探すかもしれないな。
福岡市の中心部、天神というエリアに渡辺通りっていう大きな通りがあって、そこに面して西鉄福岡駅やらバスセンターやら三越とかが固まってるのね。
その辺りの、ちょい裏手にある午前中から開いてる立ち飲み、それが「角屋」。
他県からの酒飲みにもアクセス至便だね。

角屋:外観
角屋:外観
むしろ、福岡市で酒飲みを自認してて「角屋」を知らなきゃ、モグリだ。
ま、それは昼間っから酒を飲むようなアレな人間としてはモグリなだけで、良識ある一般的な市民としては知らなくても全然オーケィだ。

角屋:ラガー瓶
角屋:券売機
とはいえ、良識ある市民にもけっこう浸透してる気もするよ、昔に比べると。
昔、屋号が確か「紅丸」だった頃って、マジで社会的にアレなオッサンしか利用しないような空気だったと記憶している。
が、屋号が「角屋」になって、そのとき経営も変わったのかね?(「牛心」の会社だよね) それからしばらくして近くにVIOROができたあたりから、普通の人も昼メシに利用するようになって、小奇麗な若い客も見かけるようになったと記憶している。
もっとも、長年の習慣的飲酒で脳がアレしている俺の記憶はあてにならない。

角屋:店内
角屋:店内
でまぁ、俺は性格が歪んでるんで、一階を一瞥もせずスルーして地下へ降りていく客を見かけると勝手に失望したりする。
なんだよ、昼酒じゃねぇのかよ、地下で座ってランチかよ、と。
いや、近くで働いてて貴重な昼休みにサッとメシを済ませようって客なんだろうけどね、多くは。

だがもし、酒を求めて来たのなら。
角屋に来たら昼間っから立ち飲みしろ、と。
まぁ夜に立ち飲みしても良い。
だが昼に立ち飲みしてこその、角屋よ。
だって昼から開いてるんだから。

角屋:ショーケース
角屋
つってもまぁ、そんなに殺伐とした店じゃないよ。
のんびりしてるよ。
ベロベロに酔って知らない客にクダを巻くような奴は見かけないよ、少なくとも昼は。
また、立ち飲みなのに椅子を求めるような下衆い客も見かけず、ちゃんと立って飲んでる。
酒飲みの矜持は失われていない(その意味で、地下で座って飲もうとする者は俺は好きじゃない…健康上その他の理由があれば別だが)。

このエントリーの文章がなんだか殺伐としているのは、角屋があるのが羨ましいという気持ちが拗れて顕われちゃってるの。
ああ、なんで俺の住んでる近所に角屋がないんだ、ってね。
角屋はオアシスだよ。