<追記:2020年06月17日>
コロナ禍に起因する自粛明けに、店の安否を確認するシリーズ。
「鮨金」健在。
相変わらず俺は1階には目もくれず、そして相変わらず俺は寿司よりもまずおもむろに飲み始める。
清酒を冷やで、お通しで出てきたのはマダコの真子とのこと……苦手な部類だが意外にアリだった。
それから、いつも1,200円の刺し盛り。
もはやルーティーン。
そして、寿司。
日本湯、刺し盛り、寿司。
「鮨金」での黄金の流れ。
この店でまた、飲み食いできて嬉しい。
今も喫煙可なのも、嬉しい。
<初回投稿:2019年01月20日>
けっこう何度も行ってるのに、なぜだか書きそびれていた「鮨金」。
この店、大好き。
どう好きかというと、たぶんこの店は新天町にある回転寿司の店として福岡市民に認識されていると思うんだが、俺にとってはそうではなく昼から飲めて美味しい寿司が食える酒場だ。
店舗は3階まであって1階は回転寿司なんだが、そこには一度も立ち寄ったことはない。
2階で昼から飲めるんだよ、それこそがこの店を好きな点だ。
俺にとって「鮨金」は回転寿司屋じゃなく昼から飲める酒場なんだよね。
アルコールは各種揃う。
キリンラガー瓶があって嬉しいが、季節によって秋味とかになっちゃうのは少し残念。
日本酒は各地の地酒がけっこう揃っていて楽しい。
席に通されるとお通しが出るが、それが牡蠣というのが小料理屋っぽくていいかもだが、個人的に牡蠣は苦手だから替えてもらっちゃうのよね。
一品料理、刺身などメニューは豊富。
出汁巻き玉子、ゴマサバ、酢鶏、アナゴ天なんか好きで注文するなぁ。
フロアの主っぽいオバサマが、なかなか押しが強く、いつも1,200円の刺し盛りの注文を促されるので従う。
ま、今では促されるまでもなく注文するようになったし、実際のところお値段に見合う満足感がある。
刺し盛りは一品料理でグイグイと日本酒を飲んだら、当然ながら寿司を食う。
寿司屋だもんね。
というか、寿司を注文しても飲み続けるんだけどね。
握りをお好みで頼むのも酔いが、だいたい細巻きをお願いする。
俺はカッパ巻、鉄火巻をアテにして日本酒をやるのが好きなのだ。
興が乗ると細巻き以外も注文するね、まぁだいたい光りものだけどね。
事前に刺し盛りを味わってると、もう握りはあれこれとは思わない……思わなくて済むという面があるんだ。
特に好きなのだけを、と。
たぶん1階の回転寿司はけっこう忙しいんだろう、知らないが。
2階はまったり、注文が落ち着いた合間にオヤジサンがテーブルで新聞読んでたり、夕方からのスタッフが出勤してきたり、オバサマが我々に話しかけてきたりと、なんというか…ざっくばらん?
このような接客スタイル(?)を嫌う方もいるだろうと想像できるが、俺には逆に“テキトーに飲み食いするんでお構いなく”という感じで、心地よい。
昼間っからダラダラと酒くらう、というのに適した環境だ。
もちろん、オーダー等で声をかけると迅速に対応してくれる、放置ではない。
そんなこんなで、締めに寿司を食える昼から飲める大衆酒場みたいな気分で使わせてもらっている。
それが許される懐の深さも感じて、やっぱり好きだな「鮨金」。
「鮨金」福岡県福岡市中央区天神2-8-222