福岡市中心部では貴重なモーニングなのかもしれない「ぽてとBOY」福岡県中央区赤坂

いつも朝メシは部屋で適当に済ますのだが、たまには外で食ってみようと思った。
勤務のある朝であれば出勤経路に沿って店を選ぶことになるが、この機会にいつか寄ってみたいかもという店が既にあったので、そこへ。

ぽてとBOY

「ぽてとBOY」という喫茶店だ。
その屋号のネーミングの、まさに紛うことなき昭和……と言ってしまうのは正確じゃないな、ジャスト80年代センスにシビれていたから、いつか寄りたいと思っていたわけだ。
ま、それだけではなく朝の早い時間からいつも開いてるなぁという点に好意的なものを感じていた部分もあって。

ぽてとBOY

俺が立ち寄ったのは平日の08時ちょい過ぎで、先客はなかった。
だが店は十分にスタンディングバイな気配であった。
入って左手にカウンター、右手にテーブル席があって奥行きが少しあり、ゆったりした印象。
テーブル席に着いた。

ぽてとBOY

メニューを出していただいたが、2種類あるモーニングからどちらかを選ぼうと先に決めていた。
サンドウィッチにコーヒーがつくBセット500円也を注文した。

ぽてとBOY

まずコーヒーを出していただいた。
同時に出てきたクリームは、ねっとりと上質なものに見えた。
まずはそのままコーヒーを飲むと、あぁ喫茶店のコーヒーってこういうものだよっていう、浅いコーヒー。

ぽてとBOY

ほどなくサンドウィッチが。
なるほどこういうものか、という物足りなさを感じるものだったが、こういうものだろう。
一体感のない、ほどけそうなサンドウィッチだというファーストインプレッションだったが、それは言い換えれば作りたてということだ。
実際、焼きたてのタマゴは温かく、正しく今さっき作ってくれたというサンドウィッチだった。

思うところはあるが、喫茶店のモーニング文化ってあるのかなと思ってしまう福岡においては、嬉しい喫茶店と言えなくはないのだ。
もしモーニング文化が盛んな土地であれば、この内容は390円であって欲しいとは思うんだが、福岡はそうじゃない。
だから費用対効果について不平は言いたくはない。
ちなみに、俺にとってモーニング文化が豊かだと感じるのは大阪で、名古屋ではない。

感じのいい、推定ご夫婦でやってらっしゃる店だった。
会計をお願いするタイミングで後客があって、常連さんであるようだったから店を愛用してくれている人がいるんだなと嬉しい気持ちになった。

↓「食べログ」での店舗情報

ぽてとBOY洋食 / 赤坂駅薬院大通駅西鉄福岡駅(天神)