豊中市庄内へ出かけて2軒の飲み屋に寄ったが。
他に、いつか庄内に行くことがあるならば寄ってみたいなと思っていた店があった。
小洒落た店先の様子から、俺みたいなおっさんが入っていいものかと戸惑う「モンパルナス」。
かつて存在した「パルナス製菓」のピロシキの味を受け継ぐ店で、尼崎から庄内に移転して3年とのこと。
「パルナス製菓」のピロシキは、関西人にとって“思い出の味”であるらしいが、九州育ちの俺には馴染みがない。
でもロシア人直伝のピロシキということで、それは本格的なんだろうから食べてみたいなと思ったわけです。
スコーンとか、他にパンもいろいろ売ってるが、やっぱピロシキだよね。
ピロシキ、カレー風味ピロシキと2種類あって、どちらも240円+消費税。
下級賎民である俺には“ちょっとお高い”と感じる値段だが、せっかくの機会だから両方とも買った。
店内にイートインスペースがあり、というか店内ほぼイートインスペースってくらい広い。
隅っこに壁向きカウンター席があったので、そちらへ。
飲み物はジンジャーエール(だったかな)。
さてピロシキは、ころんとしている。
そんなに大きくなく、おやつ、っていう存在感。
手でちぎってみた中身は、肉ぎっちりとかではない、素朴な見た目(齧ったんじゃないよ)。
食ってみたら、素朴な味わい。
なんかこう、知らんけどスパイスとか風味とか独特なのかなぁと勝手に想像してたが、素朴。
カレー風味ピロシキも、本当に“風味”だね、って感じ。
で、まぁピロシキには感銘は受けなかったが。
店内にはいろいろ小物とか置いてあるんだけど、かつての店舗なのかなっていうミニチュアが飾ってある。
これを見に来た、という要素も実は大きかった。
ミニチュアは期待通りのかわいさだった。
ロシアがウクライナに侵攻している世界情勢から、“モスクワの味”を謳うこの店は敬遠されてるかもと思った。
敬遠どころか、理不尽なバッシングなんかされてないかという不安もあった。
幸い、そんなことはないようだ。
店内は、年齢層高めのグループ客などで賑わっていた。
平和で良いね。
ピロシキってそもそもは、ウクライナの食べものだったような記憶もある。
いつか機会があれば、ウクライナ直伝のピロシキというのも食ってみたいなと思った。