<追記:2024年07月18日>
ふらっとアベ地下に行ってみたら、「半田屋 アベノ地下センター店」が閉店しているのに気づいた。
天王寺に足を運ぶことが俺は少ないので、あらら、と思ってしまった。
Twitter(何がXだよこの野郎)のフォロワーさんから教えてもらったが、2024年03月25日で閉店だったらしい。
<初回投稿:2021年06月20日>
これを書いているのは2021年06月20日、俺がいま過ごしている大阪は緊急事態宣言下にあって飲食店での種類の提供ができない状況であるが、今日がそのリミットで明日からは店で酒が飲めるようになるというのを記念して“飲めていた頃”に立ち寄った店のことを振り返って書く。
ネイティブ大阪人ではないので、やはり大阪の酒場の歴史とかを知らんというのは否めない。
「半田屋」といえば新世界だし、あそこ一軒だけしかないと思ってた。
天王寺にもあったんだねぇ。
“あべちか”という愛称で呼ばれる地下街にある「半田屋 アベノ地下センター店」。
あぁ、暖簾が良いなぁ。
通路に面してダァっと丸椅子が並んでいる様子も良い。
瓶ビールと、わかさぎ南蛮漬をアテに。
ビールは好きじゃない銘柄しかなく残念だったが、喫煙可能店で嬉しかった。
大衆酒場らしい品書きが並ぶ。
やや渋め、本当に酒飲み向けのアテだけ揃えたという印象。
一方、串カツもあり、こちらちょっと高めな値段設定と感じた。
立ち寄ったのは平日の14時台、さすがに空いていた。
けっこうお歳のいったお姉さんによるオペレーション、常連とおぼしきおじさんがポツリポツリと。
閑散、とは言わない心地よい静かさ。
のんびりチューハイ飲んで、ぼんやり過ごす時間が楽しい。
どうも俺は、賑やかな酒場より静かなほうが好きかな。
店先に、ムックの拡大コピーらしきものが貼られていて、それによると「半田屋」というのはもともと道頓堀にあった老舗店がオリジンであり、といったルーツを知ることができた。
そこから天王寺と新世界の店舗に名前が受け継がれてるってことかしら。
こういうところが大阪の魅力のひとつだね、と思う。
酒場の文化や歴史が“受け継がれている”という感じは、好きだな。
もっとも、新世界のほうはキレイに改装されて、以前の面影は薄くなっちゃったけどね。
この店に行ったのは2021年04月07日
↓「食べログ」での店舗情報
半田屋 アベノ地下センター店 (居酒屋 / 天王寺駅、天王寺駅前駅、大阪阿部野橋駅)