シアターセブンで映画を観たあと、酒を飲もうと塚本へ。
映画館のある十三には山ほど飲み屋があるが、歩いて20分ほどのJR塚本駅近辺も掘ってみたくて。
いかにも、な赤提灯がブラ下がった「立呑み あな」。
どのアングルからでも屋号が見えにくいが、それもまぁ穴場っぽいかもね。
まずビール、は残念ながら好きじゃない銘柄のものしかなかった。
大瓶・中瓶・小瓶と揃うので(なにこの充実ぶり)、小瓶で。
喫煙可は嬉しい。
ビールのお供にギョーザ、皮パリッ熱々みたいなものじゃなくて、しんなり。
小瓶をサッサと飲み干してチューハイ。
で、人心地ついて店内を見回す。
おばちゃんお二人でやってる店で、客は常連ばかり。
カウンター上に料理がいくつか並んでいて、ギョーザはそこから。
なんかこう、不思議な魅力を感じた。
結構な田舎の、単線の駅の、閑散とした駅前にポツンとある店、みたいな。
古くからやっててスナックだか居酒屋だかちょっとわかんない店、みたいな。
そういう雰囲気を感じた。
けっこうアテが豊富で、ホワイトボードに小さな字でびっしり。
100円、120円、140円と細かく刻んで、最高値で260円だよ、安いね。
レーズンバターがあったのでお願いした、240円也。
氷を敷き詰めた器にアルミホイルを張って、冷たさを維持して柔くならないように出してくれた。
嬉しいなぁ、とウイスキーをロックで。
レーズンバターにはウイスキーだよね、という昭和のおっさんの刷り込みがあるのよね。
で、結局のところ、すんごい味わい深い店で良かったなぁ。
これでキリンかサッポロの瓶ビールがあったら最高なんだけどなぁ。
ビールはどこか別の店で飲んでから、2軒目に再訪しようかなぁ、と思った。