なんかこいつもうすんげぇ嫌だわ「孤独のグルメ」

いやもう、すんごい安定した人気と支持を得ているコンテンツ「孤独のグルメ」ですよね。
テレビ版が、もうだいぶ息が長くて。
とにかくまぁコンテンツが長く稼げるというのは良い状態だと思う立場ではあります。

でも嫌いなんだよ「孤独のグルメ」。
いや、初めてマンガを読んだときは“ちょw、なにこれwww”つって楽しんだけどね。
初めてテレビドラマになったときも、わぁガンバレーって思ったけどね。

孤独のグルメ

そもそも主人公が下戸という設定なんで、俺のテンションはいまいち上がらないという部分はある。
とはいえ、たまに見ると“はぁー、こういう店あるんだ!”っていう興味で、テレビ版も楽しめていた。

だがもう、もうなんか嫌だな。
テレビ版、いつしか第5シーズンなのね。
久しぶりに見てみたわ、シーズンの最終話。
西巣鴨で一人すき焼きできる店が舞台で、あぁ食いたいな俺も、すき焼き!って思ったよ。

思ったけども、だんだんもういいやってゲンナリした。
それはどういうことかというと、テレビ番組の一定に尺を満たすために、延々とメシを食うわけよね主人公が。
延々と食われると、あぁ美味しそうって思った気持ちが数分で失速し、やがてゲンナリするのね、もういいよって。
マンガはページをめくる速度は人それぞれだからイイっちゃイイが、映像作品は誰にとっても同じ時間が流れるわな。
それで俺には、ゲンナリするんだよ。

俺がゲンナリする要因は俺には明白でね。
それは、延々とメシ食ってるからなんだな。
すき焼き、ね。
肉でビール、焦がしたネギでポン酒、くったりした白菜でも飲めるし割り下とか肉の旨みが沁みた焼き豆腐なんかたまんねぇな、といった酒を美味しく飲むためにサイコーだって楽しみ方があるわけじゃん。
いろんな具材の味わいで、それはもう延々と酒を飲んでいられるものなんだよ俺にとっては、すき焼きってね。
それが「孤独のグルメ」では、延々とメシ食ってるのが、なんかもう耐えられん。
なんかもう、あさましい、とさえ感じてしまった。

俺が酒飲みであるから、飲めるやつの驕りなのかもしれない。
でもまぁ言い訳くさくなるけどさ、酒を飲めなくてもね、もっとこうそれぞれの食材の持ち味を大事に味わうような描写ができないかなぁって感じたんだわ。
どんな食材であれ、どんな調理法であれ、それぞれに楽しんでくれたら見てて楽しめるのに。
とにかくゴハンがどんだけ食えるかが重要で、ゴハン以外のものはすべてオカズで、いかにゴハンを食うかってことだけが世の中で最大に重視される要件なんだって見える演出が、なんかもうダメだなって感じた。

ダメだな、ってのは俺にとって、ということだが。

で、まぁ作劇とか演出がダメだというのは、まぁまだスルーできる。
番組のエンディングでマンガ原作者が顔出しするミニコーナーがあるんだな、たぶん毎回あるよね。
このコーナーで、原作者が許せない言動をしていた。

孤独のグルメ

こいつ……久住昌之!
すんげぇ嫌いになったわ。

おまえなぁ、最近の作品じゃ「昼のセント酒 」とかさ、昼間っから仕事サボって酒飲む話とかやってんじゃん。
ある意味、酒飲むことが好きってことで食ってるんじゃん。
酒飲み文化人みたいなポジションで生きていこうってところあるじゃん。

それが“お酒飲むのなんか完全に忘れましたよ!”みたいなセリフ吐くのかよ!
この野郎、恥を知れ!
台本に書いてあったとしても、断れ!
いや構成作家が書いたんじゃないよな、自分で書いたセリフだよなたぶん、だってあんたクリエイターだもんな。
恥を知れ!

と、腹立ち紛れに書きなぐったが。
テレビドラマ版主演の松重豊さんはテレビの主演の仕事がきて良かったなーと思うし応援してます。

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