「じゅん散歩」ってテレビ番組が好きでね、ってのは前に書いたわな。
テレビがないのでネットで見てるって書いたわな。
2016年09月26日放送分は、神保町を散歩(という名の、ロケ)。
東京に住んだことのない俺でも知ってる、本の町だね神保町。
そりゃ撮影隊も本屋に行きますわな。
「大屋書房」って本屋で、神保町の古書店はそれぞれ専門分野があるようだが、ここは江戸時代の和本・古地図・浮世絵・版画に強いってことだ。
そこに、どえらい昔の料理本があって、それが紹介されてたのね。
「豆腐百珍」っていう、豆腐を使ったレシピ本なわけね。
天明2年刊行だってよ天明っていつ? って感じだが1782年だと。
アバウト230年くらい前じゃん。
そんな昔からレシピ本的なものがあったのかって驚きだね。
そんで、上の画像は目次のページね。
なんか今でも普通に食ってそうな料理だなってのが並んでるんだなぁ。
そして感心したんだけど、本文にルビが振ってあって(ルビって“読み仮名”のことね)、イラストも添えてあるんだよねぇ。
ユーザフレンドリィだなって感心したよ。
現代の出版物に通じる編集手法が確立されてたのかって思うよな、230年くらい前の編集者すごいなぁ。
こういう出版物のおかげで、レシピ、料理法というものが世の中にあまねく伝播されていったんだなぁと思うと悠久の時の流れと先達の知恵と熱意とロマンなどへ思いを馳せて汽車は闇を抜けて光の海へと旅立つなって思うよ。
そういう地平にはぜんぜん立ててない「タベノミー」だが、このチンケなブログなりに何か食ったり飲んだりについて伝播とかできれば幸福なことだなと思った(更新をサボらないという気持ち)。
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