リニュアルオープンは2017年05月31日だったんだな。
知らなかったが、2016年初春から看板やら外観が黒くてカフェっぽい店舗が東京の秋葉原と恵比寿に登場しており話題になっていたそうな。
最近になって、横浜のイセザキモール店と福岡の天神サザン通り店も“黒い吉野家”になったのだと。
へぇ、全国でも数少ないレアな店舗なんだね。
確かに看板が黒い。
そして、ここだけの独自メニューを提供している。
揚げ物があるんだねぇ。
かつてレギュラーメニューはもちろん期間限定メニューでも揚げ物はなかったと思うので、これは珍しいな試しに食ってみようと思って店内へ。
他の店舗と違って、先に会計を済ませてブザーを受け取り、それが鳴ったら商品を受け取るシステムなんだな。
なんだかショッピングモールのフードコートみたいだよ。
おもむろにハイボールと煮卵。
飲みながら唐揚げにしようかカツにしようか考えることにした。
ところで、配膳に使用される黒いお盆が、ヤバいよ。
ツルツルした材質で、ハイボールのジョッキが、お盆の上でスルスルすべる。
酔っ払っていればツルっとジョッキを落っことしそうだから気をつけたほうがいいと忠告しておきたい。
それはそうとハイボールはしっかり濃かった。
酒飲みとしては嬉しい。
厨房スタッフは推定東南アジア系の男子が多く、またリニュアルしたばかりでオペレーションに慣れていなくてアルコール濃いめで作っちゃったのかもしれない。
ソースかつ丼(ロース)を食べた。
メニューの写真では、粘度のあるもったりしたソースがかかっているかと見えるたが、なんか普通のウスターソースっぽいものがかかっていた。
ハイボールを受け取った際、厨房の様子が見えてカツは揚げ置きなんだと把握していたので期待はしていなかったが、カットするのが上手じゃないのかコロモが崩壊気味。
それでも、最悪の予想としてカツは形成肉かもしれないとまで思っていたが、ちゃんと肉だった。
揚げたてで脂が溶ける美味しさはなかったが、噛み締めて肉だなぁという楽しさはあった。
しかしまぁ、これ530円かよっていう残念さをトータルで感じたな。
独自のメニューがあるだけでなく『吉呑み』対応店舗でもあるので、しっかり喫煙ブースも完備。
さて、経営側としてはカフェっぽい洒落た店舗をというコンセプトなのだろうが、あんまり成功してないかも。
客層的に、オサレな女子は見当たらなかった。
大学生っぽい男子グループや、改装なんて知ったことかという勢いで牛丼をかっこむオッチャンのほうが目立った印象。
なんか、スペシャルさは感じないなぁという気持ち。
でもまぁ、今後『吉呑み』でスペシャルなメニュー展開とかあるかもしれないよね、と少し期待しておこう。
↓「食べログ」での店舗情報
吉野家 天神サザン通り店 (牛丼 / 天神駅、西鉄福岡駅(天神)、天神南駅)