しかも千日前店と相合橋店とあるが。
そうじゃなくて京橋の「正宗屋」で飲みました。
けっこう古びて貫禄を感じさせる外観。
千日前の「正宗屋」は開店即激混みだったから、ここも満席かしらと身構えて暖簾をくぐったら、ノーゲストだった。
並びに「岡室酒店直売所」と「七津屋」があるから、両店の大盛況満員御礼っぷりとのコントラストに悲哀を感じたりもした。
壁いっぱいに品書きの短冊、好きな光景。
ラインナップ豊富で居酒屋にありそうなものは全部あるよ、という様相。
日本酒とアラ煮を注文して、まったり楽しんだ。
どうやら、店主はどこかへ出かけているらしく、おそらく奥さんであろう女性が相手をしてくれた。
たぶん東南アジア系の女性みたいだと思いながら世間話などしていたが、この時点では気づいてなかったが、その女性こそがこの店の特徴だったんだね。
店を出るときに気づいた、トムヤムクンをはじめとしたタイ料理を出しますよってのが店のアピールポイントで、なるほど奥さんであろう女性はタイの人だったわけね。
ああ、それならタイ料理を注文すべきだったのか。
ところで。
「正宗屋」という屋号のことが気になって、ちょっとネットで調べてみた。
千日前と京橋だけじゃなく鶴橋とかにも同じ屋号の店があって、さらには神戸にもあるね。
もっと調べると、「正宗」というのは江戸時代に流行した酒銘だそうで、それを灘の酒造メーカーが商標登録しようとしたが“「正宗」って一般名詞化してるから登録できへんで”と断られたので『櫻』の一文字を加えて「櫻正宗」を商標登録したんだってよ(ここまでWikipedia調べ)。
で、その「櫻正宗」正規取扱店が「正宗屋」の屋号を名乗ったみたいだね(これは俺の推測)、この京橋の「正宗屋」の看板を改めて見ると“櫻正宗特約店”と記されているからね。
機会があれば、他の「正宗屋」の看板を確認してみよう。
↓「食べログ」での店舗情報
正宗屋 (居酒屋 / 京橋駅、大阪ビジネスパーク駅、大阪城北詰駅)