客先を訪問する前の時間調整をかねて、どこかで一服したかった。
辺りにカフェなどあるかと探してみたら、「COCO」という喫茶店が目に止まった。
喫茶店だが、食事推しっぽい店だな“ママの手作り”メニューがアピールされてるし。
空腹じゃないしメシをゆっくり食うほどの時間はない、他の店を探そうかと思ったが。
張り紙の中に“御一服(煙草)どうですか!”とのメッセージがあり、“どうですか!”ときたらそれはもう“よろこんで!”ということになる。
ここで一服しよう。
平日の13時台後半、もうランチのピークは過ぎたようで静かな店内。
お歳のいった女性が店主なのだろうか、ほんわかした対応は“おっかさん”といった雰囲気で、食事推しっぽいのに料理を頼むつもりはなく気が引けていて“コーヒーだけでもいいですか”と訊く俺を優しく迎え入れてくれた。
コーヒーは、ああ昭和の喫茶店のコーヒーだなぁという薄いものだった。
一杯が350円という値段も、これまた昭和だ。
コーヒーを飲みながらタバコが喫えて、憩えた。
この店に行ったのは2019年10月3日
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