至高の昭和純喫茶モーニング「ダイヤ」大阪市福島区福島

更新をサボっていた時期の積み残し、2020年ぼちぼちクリスマスの頃。
この頃は中崎町の現場に通っていて、早めに部屋を出て立ち食いそば経由で仕事に向かうことを楽しんでいたが、喫茶店でモーニングというパターンもあった。

ダイヤダイヤ

JR大坂環状線福島駅、高架下の「ダイヤ」。
壁も床もタイル張り、古びてるねぇ寂れてるねぇって印象しかない外観ではある。
まぁ、こういうのが好きなんだけど。

ダイヤダイヤ

店先に魅惑のサンプルケース、サンドウィッチとかホットケーキとか、スパゲッティとかピラフとか。
正しく、喫茶店にありそうな軽食メニューはなんでもあります、といったラインナップ。
そして俺に嬉しい、喫煙可能店の表示。

そもそもモーニング目当てで立ち寄ったわけだが、380円という嬉しい価格設定。
大阪では、この価格でモーニングを提供してくれる喫茶店が多いよね。
コーヒー/トースト/茹で玉子で380円とか、コーヒー/サンドウィッチで380円とか、たまに一切れのバナナなんか添えてあったり、そういう喫茶店モーニングを楽しめる店がほんとに多いと感じてる。

だから、大阪の喫茶店文化、モーニング文化も豊かだね。
世間にはモーニングといえば名古屋って風潮もあるが、あれは俺はブラフとかダウトだと思っている。

ダイヤ

外から店内の様子が窺えなかったのだが、朝から盛況でしたね。
画像の構図では伝わらないんだけど、カウンターは円形というか馬蹄形で、そこに常連諸氏が集っていた。
一見の俺はテーブル席を案内され、独りなのにテーブル使っちゃ申し訳ないなぁと思いつつも、これも棲み分け。
こういう常連と一見の区別のされ方は、お互い幸福になれると思うので俺は肯定的です。

ダイヤダイヤ

モーニング、いいねー。
コーヒーとサンドウィッチのモーニング。
種類は特に指定はなく、これはミックスサンドということになるよね。

ステレンスの楕円の皿がいい、列車内で弁当を買ったら付いてくるような“おてふき”がいい。
ペーパーナプキンの上のサンドウィッチそのものも魅力的で、量的にも朝にピッタリな感じ。

ダイヤダイヤ

喫煙可能店だから灰皿があるわけだが、このゴツいやつ……昭和のヤクザ映画や刑事ドラマで頭カチ割ったりするやつだよね、このガラスの灰皿。
あとミルクポット、スプーンのデザインがソリッドで好き。

非常に満足度の高いモーニング体験となった。
素晴らしく理想的なモーニング、いや店自体も喫茶店として理想型だわ。
これはもう店名がダイヤだけに宝石のように輝く喫茶店ですわ……いやもしかしたら駅高架下だし鉄道のダイヤが屋号の由来かもしらんけども。

この店に行ったのは2020年12月24日
↓「食べログ」での店舗情報

ダイヤ喫茶店 / 福島駅新福島駅中之島駅