ふらふらと歩いているうちに、そういえば気になってる中華屋さんがあったなと。
なんとなくチープな雰囲気の外観、「北京飯店」へ。
こういう、なんというか気合いの入っていない感じの外観は好きだ。
ビールなど飲むかと思ったが……高いな。
大瓶700円って、だいぶ高くねぇか。
飲むのはやめといて、純粋に食事をしよう。
食いものは高くないね。
よし、天津飯でも食ってみるか。
今までの人生で、天津飯というものを食った記憶は、しっかりとはない。
どういう品なのかは知ってるが、食ったことあるんだっけ好きなんだっけ嫌いなんだっけ、程度の認識しかない。
気紛れで、注文してみた。
かなり待って、ようやく天津飯550円也が提供された。
奥の小上がりで昼間から結構な人数の宴会が催されていて、そちらのオーダーをさばくのにリソースが割かれていたのだろう。
天津飯は、具材が見当たらない卵だけの、餡もたっぷりとは言えず、白飯の上に玉子焼きがのって餡がかかっている、というものだった。
いや、白飯の上に玉子焼きがのって餡というのが天津飯の主要な構成要素であり、それで十分に天津飯の定義は満たすんだろうけど、こちらで食ったものは天津飯という一体感を感じられないものだったんだよ。
ああ白飯を食ってるな、と感じてしまう時間帯が長かった。
満足できなかった、そして俺に天津飯への執着が芽生えた。
この店に行ったのは2020年01月12日
↓「食べログ」での店舗情報
北京飯店 (中華料理 / 野田阪神駅、海老江駅、野田駅(阪神))