庶民ゴージャス貴賓室「喫茶More」大阪府東大阪市長堂


<追記:2023年08月05日>
布施でハシゴ酒2軒の締めに、ひさびさに庶民ゴージャス喫茶「喫茶More」。
立ち寄ったのは2023年06月26日。









店はイオン布施駅前店の1階にテナントとして入っている。
外からの入り口は赤い3連丸テントをあしらった印象的な外観だが、イオン店内の入り口は素っ気ない。









まぁ外観がどうあれ、とにかく内装が圧巻なのだ。
無闇にゴージャスでいて、そこはかとなく庶民感も漂う、その鬩ぎ合いみたいなのが良い。
よく観察すると、まず壁紙が派手に主張していて、それが否応なくゴージャスさを感じさせにくる。
そして椅子が、上部だけの壁紙のゴージャスさを補って、本当にゴージャスだよと説いてくる。
さらに天井の照明、壁に掛けられた鏡、飾られた花などがゴージャスを補完している。









こうなうるともう灰皿もシュガーポットでさえゴージャスですよ。
でも提供している商品は庶民価格で、ああ、イオンに入ってる喫茶店だよね、所詮は、とホッとする。
そもそも、本当にガチでゴージャスな高級店だったら、俺みたいな下級国民は敷居をまたげない。
俺レベルでも入れる店でゴージャスっぽさが楽しめるというのが、この店の良いところだね。









ケーキとコーヒーのセットで860円。
もっと安いケーキセットを出す喫茶店もあるけど、ここはゴージャスだからいいのだ。









久しぶりに寄ったけど、やっぱ良いなぁ。
イオンなんて全国チェーン展開カフェとかファストフードの店しか入ってなくて当たり前って気がする。
そうなのに、こういう個性的な喫茶店があるっていうの、嬉しいね。
ずっと長く営業してて欲しいし、そのために此処のイオンには撤退とかして欲しくないと思うな。




<初回投稿:2021年10月14日>
近鉄の布施駅から歩いてすぐの「イオン布施駅前店」にある喫茶店に、いつか行ってみようと思っていた。
また例のやつ、もはや趣味と言っていいほど頻繁にやってるんだけどGoogleMapsでエリアを決めて“酒場”とか“食堂”とかってキーワードで良さげな店を見つけるという娯楽……こういうのを娯楽にしているというのは文化レベルが低いのかもしれんが……それで見つけた喫茶店。

喫茶More喫茶More

どのフロアにあるのか把握してなかったが1階にありました「喫茶More」。
外観の画像を見ても“へぇ?”としか思わないかもしれない。
店内がスゴいのよ。

喫茶More喫茶More

なんちゅーか、ヨーロピアンで上流社会で絢爛豪華でハイソでロマンティックな内装、壁紙、調度品。
これはもう迎賓館かっ、貴賓室かっ、という勢い。
でも庶民的な喫茶店なのよね。、そもそもイオンに入ってるしね。
物腰の柔らかい、かつ庶民的で親しみやすいマダムが迎えてくれました。

喫茶More喫茶More

いやでもやっぱ壁紙とか椅子とかテーブルとかが、庶民じゃないのよ。
これはもう迎賓館かっ、貴賓室かっ、という勢い。
特に、大理石模様のオーバルな天板のテーブルと椅子が素敵じゃないの。
ここで、東大阪マダムが午後のお茶会などお開きになられたりするのでございましょう。

喫茶More

椅子なんか座面から肘掛からびっしり花柄模様、背もたれ上部の優美な曲線で縁取られた装飾なんかエレガントなんだけど、その分は真鍮で誂えてありますとかじゃなく背もたれ全体と一体化した木製で塗装により表現されてるのは安心の庶民感ではある。

喫茶More喫茶More

そんなこんなで、店内の造形だけでテンションあがった。
コーヒーは、まぁ普通で茶器も普通だったけど、お菓子が付いてくるという安心の庶民感が和む。
ちなみに意識の高いハイソな上流階級の店じゃないので喫煙可能な安心の庶民感。

なんやかんやで、俺なんかには庶民感が見え隠れしてくれてるほうが動揺せずに済む、お気軽な豪華さ。
でも非日常感は、十分に楽しめるよ。
面白いね、この喫茶店。
調べると此処は「喫茶モア 本店」として記載されてたりもして、じゃあ支店もあるのかと確認すると「ポッポ支店」というのが近くにあるんだね。
きっと、ポッポにも行ってみよう。

この店に行ったのは2020年10月21日
↓「食べログ」での店舗情報

喫茶 モア 本店喫茶店 / 布施駅小路駅(大阪メトロ)JR河内永和駅