生まれてきてすみません。
いや、そんなのどうでもいいんだよ、穴場っぽくて実際に穴場かもしれんが店の人はわざわざ穴場になろうとは思ってないだろう、きっと自然体に店をやってるだけだと思うよ。
そう感じる店が、東大阪市の布施にあった。
「宝」という店で、立ち飲み屋。
まぁ飾りっ気のない外観だこと。
外からのイメージより、店内は明るい。
店主は世捨て人風……とかじゃなく、普通に人当たり悪くない人です。
チューハイと、アテにチーズをいただきましたよ。
このチーズ、角打ちでよくあるベビーチーズ1個売りじゃなくて、薫製してあって100円だったのよね。
こちらの店、ちょっと気の効いたアテが、安くていろいろ用意されてるんだよ。
それだけでも楽しいんだなこれが。
どういうアテがあるか、ホワイトボードの画像をご覧ください。
ボケボケで全然わからねぇ。
すまん、もうだいぶ酔ってたんだ。
紅ショウガの天ぷらがあったり、まぁいろいろあるのさ。
それはそうと紅ショウガの天ぷら食うと大阪に来てるなーって感じるね。
しかし、アテはいろいろあるが、酒はそんなにいろいろは置いてない。
薫製チーズつまんだら、ウイスキー飲みたくなったのね。
シングルモルトの瓶が目にとまったので注文したら、空瓶でした……残念。
代替策としてハイボール飲んどきましたわ。
くそ、モルト飲み損ねたチクショー、なんて思いはしなかった。
ま、無いならしゃーない、と素直に思える空気の店だったんだよね。
店主のキャラクターか、店の佇まいのせいなのか。
路地に、目立たずある店で、それだけで穴場感は少しあるものだ。
でも本当に穴場と感じるのは、なんらかのサプライズとプレジャーがあってこそだよね。
暗い通りにあって地味な店だからアテなんかたいしたもんないだろう、と高をくくったら注文に迷うほど豊富に魅力的なアテがったりさ。
客あんまり入ってなさそうだからショボくれたオッサンが生半可な気持ちでやってるかと思ったら、魅力な店主だったり、とかそういの。
この「宝」、穴場じゃんと思ったね。
あと余計なことだが九州に住んでるのに大阪府の地味なエリアの片隅で良い飲み屋に出逢って俺カコイイと思ったね。
出逢ってっちゅーか、事前にネットで情報拾ってたんだけどね。
たまたま出逢ったって書いたほうがブログ的にカコイイよなーとちょっと思ってしまった卑しい俺。
恥の多い人生です、生まれてきてすみません。
↓「食べログ」での店舗情報
立ち呑み 宝 (立ち飲み居酒屋・バー / 布施駅、小路駅(大阪市営)、俊徳道駅)