朝のウォーキングを兼ねて喫茶店のモーニングを楽しむ。
大阪には朝早くから営業する喫茶店が多くて嬉しい。
京阪、大阪メトロの淀屋橋駅が最寄駅となる「リスボン珈琲店」の営業は07時半から。
店先でモーニングがアピールされているが、単純にトーストと茹で玉子とかじゃないのね。
ハムエッグが乗ってるトーストのようで、それはなかなか惹かれるね。
照明は抑えめで、深い色味のウッディな空間は、落ち着きを感じる。
使い込んだ“剥げ感”のある木星の椅子がクラシカルな魅力。
椅子の造形、意匠はシンプルなんだけど店名ロゴが入っているのが良いね。
どの椅子にも全て、また椅子のみならずロゴがあちこちにあるのが、なんだか主張が強い。
主張が強いんだけど、子供が何にでも自分の名前を書いちゃうような可笑しさ、可愛さも感じた。
店内に流れるのは静かなボリュームのクラシック音楽で嬉しい。
そして、喫煙可能で嬉しい。
モーニングをお願いすると、まずはコーヒーが提供された。
あっさりとした白いカップとソーサー、こういうの好み。
シャープな苦味が楽しめて、美味しいコーヒーだった。
そして、ハムエッグがパンに乗っているトースト。
そう、店先でアピールされていたのは“ハムエッグがパンに乗っているトースト”だった。
だが実際に提供されたものは、もっと良いものだった。
玉子にしっかり火が入っていること、6分割にカットされていること、それが良い。
まず、玉子の黄身がダバーっと流れてしまうものではない、それが良い。
良い、と言うか俺の好みで嬉しいということだ。
画像を見ていただけると判ると思うんだけど、6分割の1ピースをフォークで刺してみても黄身が流れない。
そのことが素晴らしい。
さらに言及すると、(まぁ俺には要らないんだけど)マヨネーズが添えられていて、その姿が美しい。
マヨネーズをプリュプリュって皿に持っただけではない、美しい姿に整えていることが素敵。
そして、俺個人の喜びポイントは、パセリだ。
トーストにパセリが添えられている、そういう光景は2025年の今、あまり見る機会がない。
昭和、というツボにハマる。
とても嬉しいモーニングだった。
いや、もっと安いモーニングあるじゃん大阪だし、と言われたらそうなんだ。
安いモーニングがあるのが大阪の良いところ、文化だ。
しかし、安ければ良いというものではない、満足度はどうなのか、と思うじゃないか。
そういう意味で、この「リスボン珈琲店」のモーニングは、本当にステキだ。
この店に立ち寄ったのは2025年04月08日
↓「食べログ」での店舗情報
リスボン珈琲店 (喫茶店 / 淀屋橋駅、北浜駅、なにわ橋駅)