九州では馴染み深い大分県発のファミリーレストラン「ジョイフル」。
全国区的にはマイナーなようだが、俺は好きだよ。
季節毎にメニューをマイナーチェンジし、新商品を投入してくるのが楽しみ。
メニューが替わるとチェックを欠かさないよ、主に“快適に酒を飲めるようになったか”という視点で。
「ジョイフル」は俺にとって、昼酒砂漠である熊本で、手軽に昼酒を楽しむための店なんだ。
2014年12月2日に替わった、この冬のメニューを振り返ってみよう。
メニューが刷新されると、まず確認するのはアルコールメニューだ。
急に値上がりしてないか、好きなアイテムが消えてはいなか、なにか素敵なアイテムが増えていないか確認する。
とりたてて変化なし。
実は俺はプレミアムモルツがそんなに好きじゃないので、本当はキリンラガー瓶が置いてあると嬉しいんだけど、まぁ客層的にプレミアムモルツが適切なんだろーなーとも思うよ。
あくまでファミレスだもんね。
次に、おつまみメニューをチェックする。
24時間いつでも開いてて、ランチタイムの繁忙時を避ければ気兼ねなく昼酒できるのがジョイフルの良い点だが、ちょっとアテが弱いのよねって思ってしまうのは否めない(だから、あくまでファミレスだってばというセルフツッコミはいります)。
む、新たなアイテム、若鶏唐揚げのおろし煮ってか。
ふーむこれはボリュームもありそうで、おろし煮だからポン酒にも合うかもしれないにゃー。
期待を抱き、注文してみました。
うーん……。
なんかダメ。
唐揚げのコロモのパリっとしたところにジュワっと和風の煮汁が染みて大根おろしも良いアクセントになった一品です、というのを想像していたが、そういうんじゃなくブヨっとしたデレっとしたものだった。
ポン酒に合うかもとかそういう次元じゃなくて、フツーに美味しくなかった。
新規アイテムではないが、サラダメニューに意外とポン酒に合うものがあった。
和風サラダ。
ごぼう唐揚げ、豆腐、鰹節に大根おろし、そこそこポン酒に合う素材が潜んでいるのだ。
かき揚げっぽいものも、入っていたような(うろ覚え)。
まぁ豆腐があまりにも工場プロダクト的で食感も風味も劣るものなんだが、全体的にはアテとしての力があった。
やはり、季節限定メニューからプロパーに出世したキャベツたっぷりピリ辛塩鍋ほどの逸材は、なかなか現れないものだなぁ。
この鍋は、鶏肉も豚肉も結構な量はいってて豆腐もキャベツもたっぷりで、それらに酒に合う塩加減のスープが絡んで優れた酒のアテになるのですよ、特にポン酒にね。
一般の方々は具材を食べたあとライスを注文して投入するのもいいかもしれないね。
それにしてもポン酒安いよなぁ税込み206円だよ、「白鶴まる」だから合成清酒じゃないし。
酒器もそれなりに雰囲気ある。
さて、酒を飲むんじゃなく普通にメシを食うこともある。
何年か前はしばしば明け方にモーニングを食べていたが、今は生活サイクルが変わったのでランチをたまに食べたりする。
低価格でハラが満ちそうなガッツリ系なものはないかなと、やわらかお肉の焼きカレードリアというものを注文してみたことがある。
メニューの写真ではボリュームがあり満足感を得られそうで、かつ美味しそうであった。
だが現物はこれだよ。
なんだよこれジャガイモのナニかわかんないナニかかよ。
ま、食べものメニューでは新規投入の鍋焼き醤油ラーメンが面白かったが、もう撤収したみたいね。
たまにガッカリもするが、それでもジョイフルは好きです。
やがてまた春のメニューが到来するだろうから、それを楽しみに待つよ。