大牟田の昼酒地帯である年金通りの「りいる」健在でなによりです

最後に行ったのは、もう10年ほど前のことか。
いまだに健在で、まずはなにより。

北部九州で酒飲みを自称するなら、そりゃ知っとかにゃいかんめーが、っていう年金通り。
古びた店舗(兼住居だったりもする)が密集する狭いエリアは、まるでそこだけ昭和の…んー、ありきたりな表現だな、まぁとにかく飲み屋が寄り集まってんだけど全体的に古いんだな建屋が。
で、素晴らしい点は、いくつかの店が昼間っから営業しているということだ。

年金通り

こちら「りいる」は、以前は昼間どころか朝っぱらから営業してたのよね。
今は13時からだけどね。
ちなみに屋号は「上海帰りのリル」にちなんだと、以前に訊いたな。

りいる:外観

大ママは引退したと聞いたが、開店が昼からになった他は営業スタイルは変わってないようだ。
まずはビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
なにか食べるか訊かれたがハラ減ってなかったんで、かわきもの。
刺身とか焼き魚とか、それなりにメニューあるんだけどね。

りいる:ビール

平日の15時台、カウンターには地元の青年なのかオッサンなのか微妙な年齢層の男性客が3人。
カウンターは年季のはいったL字型で……いやL字というには短辺が短過ぎるな、小さい径の六角レンチ様の形状であり、俺は独りで短辺の席へ。
他にテーブルも3席ほどあるけどね。

りいる:壁

壁には、いつのものだろうか店が新聞に取材された際の記事が貼ってあり、その隣には手書きのカラオケの曲目リストみたいなものが。
なんですかこれと訊いてみたら、常連がよく歌うリストだそうで、曲を探すのに検索するんじゃなくリストに記載されたナンバーを直接入力するためのもの、だって。

カラオケがあるんだよね。
だから、運良く誰も歌わなければ静かに飲めるが、そういうラッキーにはあまり恵まれないようだ。
しばしば店内から熱唱が聞こえてきて入店を躊躇したこともあるし、この日は俺が店にはいった時点ではノーカラオケだったが、ほどなくして歌唱タイムとなった。
なので撤収いたしました。

まー、カラオケ絶対排斥派ではないんだけど、なければ無いに越したことは無いというスタンスです。
特に昼間はな、静かにダラっと飲みたいんだよね。

↓「食べログ」での店舗情報

りいる割烹・小料理 / 大牟田駅新栄町駅