大牟田の魚市場にある食堂「りき屋」で朝酒なのですが

大牟田駅は海に近く、魚市場があるんだなと地図を眺めていてわかったのです。
市場があるんなら市場内の食堂があって、きっと朝から刺身をアテに酒が飲めるに違いないと思ったのです。
ネットでざっくり情報を漁ると、確かに一軒の食堂があるようだ。

そんなわけで、駅から北西の西新町にある市場まで行ってみた。
歩いて行ったらけっこう遠かったねぇ、体感30分くらい。
この日は小雨がちな天気だったんで暑くなくて助かった。

りき屋:外観

つーか市場、なんか寂しい光景なんですけど。
看板に赤い字で“地方卸売市場”とあるが、よく見ると“福岡県魚市場株式会社”とも表記してある。
民間が運営してるんだ?
長浜の魚市場は福岡市が開設してるから、市場ってのは行政が運営するもんだと思ってたよ。
築地は東京都がやってる公設だしさぁ。

りき屋:外観

市場外周を道沿いにまわってみると店があるのがわかった。
「りき屋」という食堂。

入り口のほうへまわると看板などがなく、ちょっと飲食店とは見えない外観だ。

りき屋:外観

それはそうと、ネットで一軒の食堂が存在すると確認していたが、実際に行ってみれば他にも飲食店があるんじゃないかと予想してたが、なかった。
長浜の市場会館ほどの規模はないにしろ、もうちょい賑やかかと想像してたのでちょっと肩すかし。

さて、市場関係者以外は入っちゃいけないよ的な雰囲気ではあるが、気にせず店内へ。

りき屋:店内りき屋:店内

土間にテーブル席がそこそこあって、小上がりもある。
いい感じの食堂の風情だなぁ。
いくつかのテーブルを寄せて広い作業スペースを作り、弁当の盛り付けを女将さんと思われる女性が行っていた。
けっこうな数の弁当で、どこかで昼に市場関係者の寄り合いがあるのだろうか。

俺が立ち寄ったのは平日の10時ちょい過ぎで、先客はなかった。
市場で働く人たちは、とっくに朝の仕事を終えてメシも済んだって時間帯だろうね。
窓際のテーブル席に着き、まずはメニューを眺める。

りき屋:メニューりき屋:メニュー

定食、めん類、ごはん類と、食事メニューがいろいろあるね。
そして一品料理と瓶ビールと清酒があるから、これは酒が飲めるってもんだ。
だがしかし、市場なんだからその日の新鮮な刺身で酒が飲めると期待していたんだけど、それは叶わなかった。
刺身的なものって、クジラ刺身とネギトロしかない。

うーむ……と思いつつネギトロと瓶ビールを注文。

りき屋:酒

うーむ……好きじゃない銘柄のビールしかなかった。
ちびちび飲んでるとネギトロがやってきました。

りき屋:料理

うわっ、多っ! というのが第一印象。
いやいやこんなにいりませんからww って感じ。

そして、大部分が凍っていた。
あー、ね。
クジラも冷凍だよね、冷凍保存のものしかないってわけだね。

自然解凍されるのを待ちつつ、ちびちびつまんだ。
ちびちびつまむ間にビールは飲んでしまったのでポン酒を注文した。
ちびちび途中で飽きてきたのでレモンを絞りかけてみた、レモンが添えられていて良かった。

やがて窓の外は雨模様に。
会計をお願いする頃には大降りに。

店を出ると市場内の休憩所みたいなスペースがあって、机の上に灰皿があって椅子もあったから雨宿り休憩を。
自販機もあったので茶を飲みながらタバコを喫いながら雨が小降りになるのを待った。
けっこう待ったが一向に雨の勢いは衰えず、タクシーを呼びました。
新栄町駅まで800円でした、ご参考まで。

タクシーが来てくれた頃には早めの昼メシを食うためか、次々に車で訪れる客が。
地元で人気の昼メシスポットなんだろうねと判った。
きっとみんな定食とかカツ丼とか食うんだろうなと想像しつつタクシーで運ばれました。

↓「食べログ」での店舗情報

りき屋定食・食堂 / 大牟田駅新栄町駅