それから何人もの大牟田ピープルから薦められていて、ああ大牟田の人はマジで好きなんだなと。
これは、作為的にブームにしようとしているソウルフードではなく、マジもんだなと。
それは食ってみたいなぁと思っていたが、なかなか機会がなかった。
店に食いにいくのなら行けるが、弁当なんだよね。
大牟田に住んでいるわけじゃない俺は、弁当を買っても何処で食えばいいんだという問題があったわけです。
買って自宅まで待ち帰れば冷めちゃうしねぇ、公園で食うってのも考えたが辺りに公園は見当たらなかったし、大牟田に宿泊することでもあればホテルで食えるなって思ったが泊まる機会はなかった。
だが、ようやくソリューションを得たのです。
そんなわけで颯爽と「イカタル」を買いに。
大正町2丁目交差点にある「ショッピングいしい」。
小規模食品スーパーのようなコンビニのような店で、この店舗内の「マイ・キッチン」で弁当と惣菜を売っていて、「イカタル」はそこの人気商品ってわけなのよ。
さっそく注文だ。
コンビニやスーパーの弁当のように既にできているものではなく、ホモ弁のように注文後に作ってくれるのだ。
注文時に知ったんだが、通称は「イカタル」なんだけど商品名は「イカ弁当(タル付)」なんだね。
売り場に飾ってあった大牟田の地域ブランド認定証にも「イカ弁当(タル付)」って書いてあるわ。
できあがるまで店内を眺める。
うむ、フツーに食品スーパーな感じだね。
できましたよと店員のオバチャンに呼ばれて、ついに「イカタル」ゲットだぜ!
さあ、420円也のできたて「イカタル」を携えて年金通りの「ともみ」に向かうぜ。
「ショッピングいしい」から近くて昼から開いてる飲み屋「ともみ」に持ち込んで食う、それが俺のソリューションなわけですよ。
まだ暖かいよ〜、ほぼできたてだよ〜。
では開封しましょう。
はい、これが「イカ弁当(タル付)」でございます!
うーん、いいね、いい感じにジャンクなルックスだね、揚げたて芳ばしい香りもいいね。
そして、ここで瓶ビール注文ですよ。
「イカタル」部分をアテにビールを飲むわけだ。
これがやりたかった。
だってなぁ、こんなジャンクな揚げもの、ビールに合わないわけないじゃんか。
丼もののアタマだけで酒を飲むっていうノリでね。
期待通りにビールがグビグビすすむ味でした。
「ともみ」店主とシェアしながらだけど、ビール2本いっちゃいましたわい。
添えられた竹輪、佃煮もアクセントになっていいねぇ。
で、アタマを食っちゃって残ったゴハン部分も頑張って食いましたよ。
味が染みた海苔がゴハンに敷いてあったし、タクワンもあるしで残さずいただきました。
うん、満足した。
ようやくイカタルを食えたという達成感も得られた。
いいよね、イカタル。
行政だか商工会が大牟田B級グルメとしてアピールしてる洋風カツ丼はピンとこなかったが、イカタルはいいね。
大牟田の近代化産業遺産が世界遺産登録されたので観光客が増えるかもねって思うが、大牟田市民は世界遺産同様にイカタルも誇るべきだよねって思いました。
↓「食べログ」での店舗情報
マイキッチン 大正町店 (弁当 / 大牟田駅、新栄町駅)